大学生の頃、大阪天王寺へ旅行した時のこと。

友人との待ち合わせまで時間があったので、
私はひとり天王寺動物園へ行きました。
動物とふれあい、
小腹がすいたのでフライドポテトを買い、
動物園を出ました。

ここまでは良かった。

どこか座れるところを・・と近くの公園のベンチを見つけ、
ポテトを食べていると、
知らないおじさんが近づいてくるではありませんか！
ベンチはほかにもあるのに。
時は平日の昼間。
あたりに人はいません。

どおしよう・・からまれたら。怖い。
でも、今席を立つと失礼かしら・・。

そうこうするうちに、おじさんは目の前に。
「ねえちゃん、うまそうなもの食べてるねえ。」

ややパニックってた私。何か言わないと〜と思って出た言葉は

「一本いかがですか？」

今思えば間抜けな一言。
でも初めての状況にホント怖かったのです。

おじさんは「じゃあ」とポテトを一本とり
「ありがとね〜」と去って行きました。

何度も振り返るおじさんの姿が見えなくなると、
ダッシュでその場を離れました。

いいひと（？）だったから良かったものの、
ちょっとひやっとした瞬間でした。

それからちょっと無防備だったかなと反省。
一人旅のときは周りを警戒するようになりました。