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3回目の投稿は、以前少し興味のあった「日本の原風景」といえる「棚田」、棚田百選にも選ばれた「下赤阪の棚田」について。
独身で自由に時間が使える頃、私は「日本の棚田百選」を訪ねてみようと思いつきました。
理由はこれといって無かったこともあり、「愛知県/四谷千枚田」「石川県/白米千枚田」「奈良県/神奈備の郷(稲渕)」「香川県/中山千枚田」そして「大阪府/下赤阪の棚田」の五か所でマイブームは終了。じつは挫折した最大の理由は、どこも車でないと行けない場所、そして一人で車を運転するにはハードルが高すぎること。
棚田の風景を眺めて思うこと。「現在の棚田とは何だろう?」。「観光地」なのか「原風景」なのか「過疎問題」なのか、または別の「何か」なのか。たぶん人それぞれ育った場所や環境その他で色々なのでしょうが、都会育ちの私にはまだ考えがまとまりません。
本題に戻ります。「下赤阪の棚田」は私が訪れた棚田の中でも最も「素晴らしい」と感じました。
その理由は、景観とかではなく「棚田本来の姿を感じる」ということです。
現地を訪れて感じたことは、農業で生計を立てている農家の方々が、その自分の仕事として稲作(または畑作業)を行っているということ。つまり農業をしているということ。
実際はこの棚田も「大阪府」が窓口となり色々とバックアップしていることは知っています。ただ、他の棚田と比較した場合、素人目にはこの棚田は、本当の田んぼなのだと思えました。
他の棚田は少なからず、その本質が破綻しています。つまり農家の方が本来の目的で稲作をしているのではなく、棚田を維持するために行っている、ということです。
例えば「奈良県/神奈備の郷」では既に殆ど稲作は行われず、棚田としての見た目も変わっています。「石川県/白米千枚田」は稲作のみですが、たぶんその全てが「オーナー制」で委託業務として地元の方が稲作を行っています。実際立て札で「安倍晋三」とか政治家や有名人、グルメガイドで掲載される有名飲食店などが並びます。「愛知県/四谷千枚田」では稲作よりも畑として使われていると感じましたし、地元の小学校などの体験のための田んぼが多数占めます。「香川県/中山千枚田」については「瀬戸内芸術祭」という別目的で行ったこともあり、よくわかりませんでしたが、下赤阪の棚田に近いのかなと思いました。
つまり、良い悪いではなく、その伝統というか文化というかを守るために、地元自治体が税金を使って維持していること。または村おこしまたは観光地として何とかしようとしていること。「愛知県/四谷千枚田」を訪問した時、既に稲刈りが終わっていましたが、地元の方による「五平餅」の出店があったり、観光バス用の広い駐車場があったり。
その中で「下赤坂の棚田」は、訪問したのが9月中旬ということもあり、まさしく「実るほど頭の下がる稲穂かな」状態で、「これが稲刈り直前の田んぼの姿なんだ」と感動しました。
たぶん下赤阪の棚田も、私の知らない部分で地元農家の方、行政の方、ボランティアの方が大変な努力をしながら、維持されていのでしょう。
ここも今後は、「地元農家の高齢化の進展や担い手不足などにより、遊休農地が増加しており、棚田のオーナーとなって田植え・稲刈りなどを体験し、貴重な棚田米を味わうことのできる棚田オーナー制度」を募集するとのことでした。
今回「下赤阪の棚田」について投稿するにあたり、改めて「棚田」というのは、今の日本が抱えている問題の縮図でもあるのだなと考えさせられました。
最後に、暗い話ばかりでなく、明るい先の話も。
棚田の醍醐味は「田植直前の、水を張った状態の田んぼに、夕日(または朝日)が降り注ぎ光り輝く」状態です。こんどはぜひその時期に訪問したいな。今年はまだ無理ですが、子どもたちにもぜひ見せてあげたい!
他力で申し訳ありませんが、「下赤阪棚田の会」はじめ関係者の皆様、頑張って下さい。
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大阪で唯一“村”の付く『千早赤阪村』...。
その“村”に現存する❝下赤阪の棚田❞を訪ねました。
9月21日(水) 天候:晴れ
奈良・御所市≪葛城一言主神社≫から県境の峠を一つ超えた処に『千早赤阪村』が、あります。
大阪府では能勢町の❝長谷の棚田❞と❝下赤阪の棚田❞が『日本棚田百選』に選ばれており、以前から一度訪ねてみたい❛棚田❜でした。
ナビを『千早赤阪村立中学校』に設定し、里山の風情が残る府道705号線を進みます∼・∼目指す『中学校』が山の上に見えるのですが、進入路が見当たらず探している...と、鋭角に曲がる狭い道路があり、その道角に『中学校』の看板?が目に入りました。・。
通学路と思われる坂道を進むと、又々鋭角に曲がる坂道を左折し、少し進むと『中学校』の校門から敷地内に??
間違い??・・・引き返そうかな〜と、思い敷地内を廻っていると、校舎と校舎の間に通路があり∼・∼その先に立てかけられた《←棚田》の矢印看板がありました。
恐るおそる通路を進み左折∼・∼緩やかな坂道を超えると目の前が広がり❛棚田❜が見えて来ました。
駐車場らしき広場(展望ブース兼用)があり、数台の車が停まっていました。
車を空きスペースに停め、散策開始です(^0_0^)
『中学校』の裏手に❛棚田❜が一望できる遊歩道が設けてあり、この時期、この時刻にならではの景色にも出会えます・・・西日に煌めく黄金色の稲穂と?あぜ?を縁どる鮮やかな緑色の曲線美は、❛棚田❜の魅力を存分に楽しませてくれます。
真っ赤に染まる夕焼け空を撮ろう...と、思い…日没近くまで待ちました...が、ほんの少し焼けた茜色の空で終わりました(~_~;)
戻り道∼・∼【下赤阪城跡】と、『千早赤阪村』の夕暮れの空を撮り収め、帰路に着きました(*^。^*)
追記
「たんぽぽ1001」さんと被る画像や文言があると思いますが、過疎に瀕する『千早赤阪村』』と、日本の原風景ともいえる景色を一人でも多くの方々に知って頂こうと思い投稿しました。
※『金剛の里・棚田夢灯り&収穫祭2017』が催されます。
日時:11月11日(土)14:00∼19:00(雨天の場合は翌日)
棚田一帯を約3千本のロウソクによる灯りで照らし出されるそうです。
詳しくは上記の『』で検索して下さい。
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あれ?こんな所が観光地??
そう思ったのは、ここが自分の生誕地にほど近い場所で何回も普通に通行していた道路のすぐ近くだったからです。
謂わば見慣れた風景の場所なのです。
しかし、観光スポットと言われて改めて見に行ってみました。
場所は少し分かりにくいです。千早赤坂村立中学校の裏山ですが車で行くには大変。
農道そのもので道幅は狭く離合不可能な山道が続いています。場所によっては道路にヒビが入り、ガードレールさえ無い所もあります。
なお、2トン車以上は通行禁止です。
この崖、崩れないだろうか、前から車がきませんように〜と祈りながら走りました。
中学校の裏は下赤坂城跡があり、10台程度の駐車場と公園があります。
この公園から棚田が見渡せます。
小雨に煙る山肌に棚田が張り付いていました。
棚田とは、水平に20メートル進んだら1メートル高くなる勾配地にあるという条件があるらしいですが、全く知りませんでした。
時期は実りの秋。一部稲刈りが終わった田んぼもありました。
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今月10/21 地元(愛媛県 西予市城川町 田穂の『堂の坂棚田』)で 棚田キャンドルコンサートが開催されるので、そこで頑張って演奏したく思います!!