富山市ファミリーパーク

　新型コロナウイルスの影響で休園中はYouTubeで毎日のように動画が配信されていました。りんごを両手で大事そうに持って食べるツキノワグマや、レッサーパンダに絡まれながら展示窓を掃除をする飼育員の姿に癒されましたし、職員の皆様の熱意と愛情が感じられました。

　そしてついに先日、新聞にファミリーパーク再開のニュースが掲載されていました。
　よかった、よかったと胸を撫でおろし、ホームページを確認すると、トップページに「アミメキリンの羽夏（ハナ）が4月26日に死亡しました。室内で角が金網に引っかかり取れなくなるという不測の事故によるもの …」と悲しいお知らせが出ていました。
　実は少し前に会ってきたばかりだったので、とてもショックでした。

　3月20日(祝)、前を通りかかったら「本日無料」とでっかい看板が出ていたので十数年振りに入ってみました。

　キリンゾーンはキリン目線まで階段で上がれます。餌をもらえると思ってすぐに寄ってきてくれますよ。期待させて悪いけど、餌やりタイムじゃないので何もあげられない。心なしか悲しげな目に見えちゃいます。

　トラは正面から見ると遠いですが、横に回るとガラス越しに間近で見ることが出来ます。隣にいた小さい女の子はトラが真ん前に来た時に大泣きしていました。

　「郷土動物館」は身近に生息しているけど普段目にする事のない夜行性の小動物たちを展示していて地味ですが結構楽しめます。

　案内がなければワンコに見えてしまいますが、オオカミがいました。こちらの動物園ではオオカミにお肉をあげる体験ができます。オオカミにお肉をあげられる動物園は初めてです。

　ガラスに片手をついてずっとポーズをとっているプレーリードックがいました。まるでアニメの主人公みたいでとってもかわいかったです。真ん前で写真を撮っても逃げない！

　特別天然記念物＆絶滅危惧種の雷鳥がいました。こちらの動物園では雷鳥の保全活動に力を入れているようです。富山県の「県鳥」ですからね。

　展示されている動物たちは他の動物園に比べると何と言いますか…熊、鶏、イノシシ、キツネ、割とウチの近所に普通に居る動物が多いなと思いました。園内の景色も里山をそのまま生かしたような造りです。

　休日＆入園料無料の日にも関わらずお客さんはまばらでした。最初は何人か周りに人の姿があったのですが、遊園地のある後半は職員の方以外全く人影もなく、一周して入口まで戻ってきたら帰り支度の職員の方達とバッタリ！そういえば少し前に蛍の光が聞こえたな。私たちを見ると、慌てて鍵を取りに行って出入口のシャッターを開けてくれました。もうちょっとで動物園に閉じ込められるところでした(汗)
　タダで入園した上に、お金を使うシーンが全くなく、大きなお世話かと思いますが、経営は大丈夫なのかとちょっと心配になりました。やっと再開しましたが、動物たちとのふれあいや遊園地、BBQコーナー、アスレチックなどは再開されず、まだまだ今までどおりと言う訳にはいきません。
　もっと沢山お客さんが入って活気が出てくればいいなと思いますが、もしかしたら静かな今の方が動物達にとっては快適なのかも。なかなか複雑な思いです。

やぎ、ひつじ、あひる、うさぎ。
ふれあい展示が多めの動物園です。
おみや（餌）を買って与えることができます。
ふがしを投げてたら、ガーガーとけたたましく啼きながら
群体で向かってきて、一気にオリの端っこに追い込まれて
ヒャーどどどうしよう、制服引っ張らないで
そうだ、あたしには翼がある！
明日（柵の外）へ向かってジャーンプ（＞ワ＜）∩
といった感じで、水鳥系は意外と気性が荒いです。
英吉利ではウィスキー蔵の番犬として採用されているぐらいですし、
あひる、危険動物。

無料開放の日に行ったのでそれなりに混雑していました。車が無ければ行きにくい場所ではあるが、近くに広い駐車場があるので難は無し。
市内には乗り物に乗れる施設が無いので、子供が大変喜んだ。
食事所が思ったより頼りないのでシートと弁当持参すればよかったと後悔。

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