【閉園】としまえん

さらば、としまえん。

8/31でとうとう閉園してしまったとしまえん。
最終月は予約制で連日満員。
もう訪れることはできないが90年以上の営業日をしのんで写真を残しておこうと思う。
在りし日を懐かしむこともまた旅のひとつなのだから。


■概要

都会のオアシスとしまえん。
地域住民に優しく、格安の年間パスとそこそこ広さのある無料駐輪場（むき出しの地面ガタガタ。子供座席のついたママチャリばっかりが止まってる）を完備していた。

青春をここで過ごしたであろう「木馬の会」の有志たちが閉園にあらがって最後まで署名活動等を続けていたが企業の都合であえなく閉園を迎えてしまった。

閉園後は別れを惜しむ地域住民やとしまえんファンが門扉近くをうろうろして中の様子を伺う様子が見られた。
まるで芸能人の出待ちをしているファンのようである。


■感想

100周年を迎える前にトドメを刺されてしまった。
とても惜しい。
この100周年を迎えてしまっていたらたぶん潰せなかっただろうとも思う。
（さすがに百寿を迎えてから潰すと縁起的に悪すぎる。）


立地的に西日が良く入り、園内全体がセピア色によく染まる。
夕日がとてもよく似合い、閉園情報がないときからノスタルジックな情緒に溢れている。
この楽しくて寂しい雰囲気に二度と浸れないのは名残惜しい。


恐らくは練馬区民のソウルスポット。
一部の練馬区民にとっては愛知県民のスガキヤのような存在に近いかも知れない。



上野動物園前のミニ遊園地も撤去されてしまったので「ここもヤバいかなー」とぼんやり思ってたらいきなりの閉園情報で一部練馬区民の情緒がパニックおかしくなってしまっていた。

晩年はインスタ映えやSNSバズりを狙って写真スポットに力を入れておりとても華やかだった。

元カノと来園、設備が最新ではありませんが男視点では古式なのは悪いことではなく、凝らずにちゃっちゃと遊戯が終わるので列の回転が速くあまり待たされません。
ここはぬいぐるみ系が多いのが特徴、キャッチャーみたいなハイテクはもちろん昔ながらの輪投げ系など多種多様、小生はいいところを見せようとして１個も取れず帰りの電車で彼女の視線が冷たかったです。こんなに辛いのなら、こんなに悲しいのなら、もはや愛などいらぬ＞＜
とそこはそれ、こんなぶざまなことにならないようにアベックで行かれる方は軍資金を多めに持って行くのが吉かと。

東京の遊園地としては、かなり空いている穴場だと思います。
私は苦手なのですが、絶叫マシンがとても充実しています。
メリーゴーランドって、普通馬なのですが、車のがあって子どもはとても喜んで乗っていました。
食べる所も、普通の遊園地より充実していて、点心が美味しかったことを憶えています。

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