石ノ森章太郎ふるさと記念館

「仮面ライダー」や「サイボーグ009」など今でも人気の作品を生みだした漫画家・石ノ森章太郎の生家がある登米市中田町石森には「石ノ森章太郎ふるさと記念館」が建っています。

アクセスは東北本線　石越駅からバスで約20分、車でなら東北自動車道　若柳・金成I.Cから県道4号線を東へ30分くらいでしょうか。
石巻市にも「石ノ森萬画館」があるので間違わないようにしましょう。

道路の曲がり角に建つ記念館、駐車場は無料です。
門をくぐると喫茶店と庭園があり、その先に記念館の入口があります。
入館料は通常時は大人500円、特別企画展開催時は700円になります。
特別企画展は年に数回、長期間行われているので、訪れるなら断然その機会を狙いましょう。他のアニメや漫画作品展示が多いので、ホームページで確認して興味のある作品のときに向かうのが良いと思います。

エントランスはその時の企画展に沿った展示がされていて、チケットを買って左の部屋が特別企画展示室、右の部屋が常設展示室になっています。
エントランス奥の中庭にも出ることができ、そこには石ノ森章太郎の大きな写真パネルが飾られていました。

私達が行ったときの特別企画展は「世界名作劇場展」でした。小さな頃にテレビで見た「フランダースの犬」や「あらいぐまラスカル」など世界名作劇場のセル画やシーンを再現した模型が展示されてました。
部屋はそんなに広くはありませんので、20〜30分で見終わる内容でした。

特別企画展を出て、次は常設展へ。こちらはいつ訪れても展示の大きな変化はないと思います。
著名な漫画家から送られた色紙や扇子にはその漫画家の直筆で石ノ森作品のキャラクターが描かれており必見です。
ボタンを押すと作動するジオラマや漫画本が読めるコーナー、一番奥にはオリジナルアニメ作品が鑑賞できるシアターもあります。
ここの展示は基本的には大人向けなのではないでしょうか。リアルタイムで作品を見てきた世代の方はきっと楽しめる内容だと思います。
撮影禁止なので載せられず残念です。

1時間ほど読書（漫画本）に浸っていると、17時の閉館時間（7,8月は18時）。外に出るとけっこう暗くなってました。
実はここからがお楽しみ、12月1日〜25日までは3万個のイルミネーションが庭園を彩ります。
17時になると同時に庭園の木や池が華やかに光りだします。
私達が館内にいた間は他に1人もお客さんはいなかったのですが、イルミネーションが点灯する時間には次々と人が集まりだしました。
実は庭園に入るだけなら入館券はいらないので、無料でイルミネーションを楽しむことができるわけです。
楽しんだ後、門の外に出ると仮面ライダーのイルミネーションも。石ノ森ならではですね。

そうそう、生家の見学もできますので、初めての方は明るいうちにそちらも見ておきましょう。

規模は小さなミュージアムですが、石ノ森作品の世界にどっぷり漬かれる所です。
受付嬢から、作品のキャラクターになりきっていて、雰囲気づくりの上手な施設だなぁ〜と、感心させられました。
特に面白かったのは、仮面ライダーのコーナー。
歴代ライダーの、ほぼ等身大と思われるマスク（ヘルメット？）がグルグル回っている姿に、いろんな意味でゾクゾクっと来ました。

あまり大きくはないですが、外庭には小川が流れていてゆったり見学できます。入り口では００９が出迎えてくれます。有名な漫画家の原画や色紙や、ときわ荘の部屋が再現されていたり、生家のジオラマがあったり見ごたえたっぷり。いろんな仕掛けがあるのでスイッチを見つけたらとりあえず押しちゃって下さい（笑）帰りには近くにある生家も見学してきましたよ。

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