今井町の街並み

　前回は車で行って自由に動けなかったので、今回はバイクで行って町中をゆっくり散策しました。
　
　広い！　昔の街並みが狭い道路に面してずっと続く。

　重要文化財に指定された家屋が点在し、町全体が江戸時代そのままに統一保存されているかのように思える。

　普通の町のように広告看板といったものは派手な目立つものは殆ど無く、店の表にそっと木製の看板があったりするので落ち着いた雰囲気が流れる。

　銀行もあるが、両替商と言った方がピッタリの雰囲気だった。

　なにしろ狭い道ばかりなので駐車場が見当たらない。町の中心部付近の公開されている家屋を３００円で見学すると、見学者の車は無料でおける駐車場があった。

　今井町の東側を南北に走る道路沿いには屋根付きの休憩場所のような公園があって、ゆっくり休憩することが出来た。

　細長い公園にはゴミ一つ落ちていなくて気持ちよく利用することが出来た。

　神武天皇陵の北約１キロ付近にある町。ＪＲ「畝傍駅」からは５００メートルほど西に位置する。駅名が読めない人のために、ふり仮名を付すると「うねび」と読む。私は当初読めなかった。小学校から高校に至るまでの期間に習った記憶がない。こんな字は知らなくても生活に困ることは無いと思っていたが、読めないとＪＲで今井町へ行くことが出来ないことがわかった。

　電車で行けない私は車で行った。
　昔の街並みなので当然のように道路は狭い。狭い道路を町の中心部に進んでいくと、ますます狭くなり動けなくなった。ここを散策しようとする人は徒歩が良い。

　道路は黒いアスファルトではなく、薄茶の上品な路面に仕上げられている。その小道を挟んで落ち着いた佇まいの家屋が続く。観光客らしき人影は殆どなく、歩き続けていると角から髷を結った町人が出てきそうな錯覚におちいる。

　町の南側にはバイパスが走り、東と北には線路があり、現代的開発が進んでいるが、そんな中でひっそりと息づいている町だった。

今でもこんな建物が残っているの？と不思議なくらい趣がある街並みです。中でも郵便局が普通にあったことにびっくりしました。通りはせまく京都ほどではありませんがのんびり散歩できる落ち着いた街並みだと思います。一度訪れる価値はあり！

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