長崎街道 神埼宿

長崎街道は小倉から長崎まで２２８Km、２５宿あり、ここ神埼宿は近くに吉野ヶ里遺跡などもあって古くから開けたところです。国道３４号線の脇に緑濃い森があって、櫛田宮がその中心です。博多の祇園で有名なお宮ですが、こちらの方が先だそうです。町の中には堀が走っていて水運も盛んであったことが伺えます。長崎に向けて往来する人々や、鍋島の直轄の管理下にあって、およそ一千軒の町並みが続いていたそうだが、明治７年の江藤新平らの佐賀の乱で多くの建物が失われたようで、鍵型に配した区割りのところどころに、白壁の商家が残っていました。そしてお寺の多いことや、石の仏像や祠も見受けられました。

西の構え口のそばに城原川が流れており、其の脇では今風の茶店よろしく、名物のそう麺で作ったコロッケなどやおまんじゅうその他を売っているお店があり、定食を戴きました。近隣のおばさんたちの味もさることながら、次々と飛び出す、佐賀弁が楽しいです。

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