時代を超え、姿を現した「マンモス」。
約4000年前に絶滅したといわれるマンモスは、今でも子どもから大人まで多くの人々を魅了しています。
そして史上最大級のマンモス展が、この夏大阪で開催。
絶滅したマンモスの「生命」は蘇るのか…!?ぜひ実際に足を運び体感してみてはいかがでしょうか?
2020年7月31日(金)〜9月22日(火・祝)の期間、大阪南港ARTギャラリーで開かれます。
史上最大級の冷凍展示室でみる世界初の古生物の数々!
近年、約4000年前に絶滅したといわれている大型哺乳類マンモスが、地球温暖化の影響でロシア連邦サハ共和国の永久凍土から次々と発掘されています。掘り出されたマンモスは、通常の化石などと違い、冷凍状態で出土するため、非常に生々しいのが特徴。
そんな貴重なマンモスや古生物たちの冷凍標本を、展覧会のために制作された史上最大級の冷凍展示室で見ることができるのです!
また2005年「愛・地球博」で700万人が熱狂した「ユカギルマンモス」も見どころの一つ。
マンモスの頭部としては最も保存状態が良い完全な標本です。大きくねじれた牙と小さな耳、側頭腺は、冷凍標本ならではの圧倒的な迫力!!
そして近年ロシアの永久凍土から発掘された貴重な冷凍標本の数々…。仔ウマ「フジ」、ケナガマンモスの皮膚、ライチョウ、ユカギルバイソンは世界初公開です。一度見たら忘れられない程の貴重な冷凍標本を見ることができるのです。
マンモスが現代に復活!?近畿大学プロジェクトとは
2019年3月に、近畿大学生物理工学部を中心とする研究グループが発表した論文に世界中が驚きました。
シベリアの永久凍土に眠っていたマンモスの子どもの化石から採取した肉の細胞核をマウスの卵子に移植したところ、生命活動の兆候が見られたというのです!
そんな「マンモス復活プロジェクト」の概要を知ることができるのもマンモス展の見どころの一つ。
このような発見は、絶滅危惧種尾保護やマンモスなどの絶滅種の復活が期待される一方で、絶滅種の復活には倫理的な問題や生命系への影響など多くの問題があるのです。最先端の生命科学研究が人類のもたらす未来について私たちに問いかけます。
新型コロナウィルス感染予防のための注意事項
マスクの着用、手洗い消毒、人との間隔の確保を行って来場してください。また新型コロナウィルスの兆候(37.5℃以上の発熱、発熱の他に咳、倦怠感、味覚障害、下痢、嘔吐…など、陽性者との接触等がある場合)は来場をお控えください。来場時は検温を実施し、一定値以上の発熱が確認された場合入館できません。定員数を超えた場合は入場制限を行う場合があります。この展覧会は大阪コロナ追跡システムに参加しています。
太古を生きたマンモスが永久凍土から再び現代に姿を現し、生命科学の未来を問いかけるマンモス展。
貴重な展示物を通じて太古の生物に思いをはせるとともに、生命科学の未来について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか?
是非この夏の思い出作りに、マンモス展に足を運んでみてください!
マンモス展の公式ホームページの詳細はこちらをご参照ください。
⇒
https://www.ktv.jp/event/mammoth/
(2020年7月9日 木曜日 たびかん編集部)