国内最多の観光写真コンテスト開催数!口コミをもとにしたランキングや情報など、日本の観光スポットに関する情報はたびかん!
ホーム » たびかん New Topics » 投稿一覧 » ピカソのセラミック作品を展示する「ヨックモックミュージアム」10月25日オープン

ピカソのセラミック作品を展示する「ヨックモックミュージアム」10月25日オープン




ピカソのセラミック作品などを展示する「ヨックモックミュージアム」が東京・南青山で10月25日にオープンします。 洋菓子製造販売ヨックモックがグループとして30年以上集めたピカソセラミック作品などのヨックモック・コレクションが中心に展示されます。

お椀や、水差し、食器、大皿など、ピカソが晩年に熟練の職人たちと制作した貴重なセラミック作品の数々。そしてカフェも併設されイベントも定期的に開催される都市型の美術館です。

芸術の秋、ピカソの貴重なセラミックを鑑賞しに足を運んでみませんか?今回は「ヨックモックミュージアム」についてご紹介します。



友人を招くようなリラックスできる美術館



南青山の住宅街にオープンするヨックモックミュージアム。南青山ヨックモック本店から歩いて数分の場所にあります。 家に友人を招くように迎えたいという思いから、建築は地上2階、地下1階の家型に。 屋根はピカソが生活していたコート・ダジュールの屋根瓦をイメージし、床や壁は陶芸窯に使われる耐熱レンガに着想を得て設計されたのだそう。

地下の展示室は絵画や版画などの作品と向き合えるよう、光を調節した暗めの空間になっています。 また逆に2階の展示室は、大きな窓がある開放的な空間。美術館は一般的に、作品が自然光に触れることを避けますが、セラミックは紫外線にも強く自然光によって色が際立つため、自然光が降り注ぐ空間に設計されています。

またカフェやイベントにも利用される1階の中庭には、ヨックモックのロゴのモチーフでもあるハナミズキの木が植えられています。四季折々の違った表情を見せるハナミズキも見ておきたいですね。


ヨックモックミュージアムのピカソ・エディション

91歳でこの世を去るまで、多くの作品を残したピカソ。あまり知られていませんが、ピカソはその生涯で3,000点ほどの陶芸作品を制作したといわれています。

ピカソは第二次世界大戦後、ピカソにとって人生の後半に南フランス・ヴァローリスへ移住。陶芸家であったマドゥーラ工房のラミエ夫妻と作品を制作していきます。

そして版画のような立体的な作品を複製することに興味を抱いていたピカソ。マドゥーラ工房の協力を得て、ピカソ自身の監修のもと複製が制作され、これらの陶器には番号を付け「ピカソ・エディション」として販売されました。




ヨックモックミュージアムでは、「ヨックモック」創業者の藤縄則一の「菓子は想像するもの」という想いを受け継ぎ、現・会長でもある藤縄利康が精選した世界有数のピカソのセラミックが様々な企画を通して展示されます。

ヨックモックグループとして30年以上かけ500点以上収集されてきた、ピカソ・エディションの数々。ヨックモック・コレクションはお椀、水差し、食器といったエディションから大型の作品も含み、ピカソの粘土を通じた想像の比類なき記録を示すものとなっています。


カフェも併設されたミュージアム



ミュージアムの1階には「カフェ ヴァローリス」も併設。ヨックモックグループのハイエンドパティスリーブランド「アン グラン」の一粒サイズの上品な菓子“ミニャルディーズ”などが楽しめます。

また、短時間でアートを楽しみたい方におすすめなのが、『art for café』1,650円(税込み)。簡単な創作を楽しめるクラフトキットにドリンクと焼き菓子が付いたヨックモックミュージアムならではのメニューです。カフェのみの利用も可能なので、地域の憩いの場としても期待されますね。のんびりとカフェで過ごしながら、気軽にアートに取り組む時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?


「アン グラン」のミニャルディーズ


展覧会だけでない魅力!独自の教育プログラム



ヨックモックミュージアムでは、展覧会以外にも、カフェ内に隣接したライブラリースペースが設けられ、ピカソライブラリーでピカソの知識を深めることができます。

また子供から年配の人まで楽しめる“菓子とアートのコラボレーション”や“アートセラピーを応用したアートセッション”など独自の教育プログムやイベントも開催予定。




11月のアートセッションは、『アナログ自画像』。三原色の線をきっかけに心の自画像を描きます。また11月のイベントは『クッキー型で作るクッキーオーナメント』のワークショップが開催されます。クッキー型で作ったクリスマスモチーフの素焼きに絵付けをし、クリスマスオーナメントを作成するイベントです。ぜひご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか?

どちらも予約が必要なので詳しくはヨックモックミュージアム公式ホームページでご確認ください。


「ピカソ:コート・ダジュールの生活」展開催!10月25日から



開館記念として「ピカソ:コート・ダジュールの生活」が2020年10月25日~2021年9月26日まで開催されます。ピカソ研究者の松井裕美氏をゲスト・キュレーターに迎え、ピカソのコート・ダジュールでの生活やセラミック制作を通して日常生活にもたらそうとしたもの、作品に込められた平和への願いなどが紹介されます。ピカソの名作『ゲロニカ』と同時期に描かれた、本館所蔵の油彩画『お菓子』も展示されるのでお見逃しなく!

「ピカソ・エディション」の展示や様々なイベントを通して、発見や出会いがある新しいタイプの都市型美術館。 美術館にあまり興味がなかった方も、カフェで簡単な創作をしたり、イベントに参加することで気軽にアートを楽しむこともできるかもしれませんね。

ヨックモックミュージアムで、アートに触れる贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

ヨックモックミュージアムでは新型コロナ感染対策への取り組みを行っています。新型コロナ感染予防を行った上ご来館ください。 また、入場は定員制のため事前予約がおすすめです。詳しはヨックモック公式ホームページでご確認ください。
https://www.yokumokumuseum.com/


(2020年10月14日 水曜日  たびかん編集部)


こちらのブログ記事もオススメです
↑ Page Top