(©oganavi)
秋田県の男鹿半島の真山神社で毎年開催される「なまはげ柴灯(せど)まつり」が、今年も2月13日(金)、14日(土)、15日(日)の3日間にわたって開催されます。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、今年は毎日1,000名限定の予約制。例年は人の賑わいも多い人気イベントですが、今年は余裕をもって参加できそうです。
国の重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産に指定されている「男鹿のナマハゲ」を、じっくりと体験してみてはいかがでしょうか?
「ナマハゲ」とは
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秋田県男鹿半島に伝わる「男鹿のナマハゲ」は、日本でも有数の知名度を誇る民俗行事。大晦日の夜に神、あるいは神の使いとされる「ナマハゲ」が民家を訪れ、災いを祓ってくれます。「泣く子はいねがー、親の言うこど聞がね子はいねがー」などの台詞と、鬼のような怖い顔の面、蓑などが印象に残る行事は世界的に有名で、県外はもちろん海外からも多くの来場者が訪れます。
「ナマハゲ」は鬼ではなく来訪神であり、怠け心を誡め、翌年の幸いをもたらすとされています。「ナマハゲ」の来訪を受けた家庭は、ナマハゲにお酒などをふるまってお返しする風習です。
なお、「ナマハゲ」というカタカナ表記は、国の重要無形民俗文化財「男鹿のナマハゲ」で採用されている表記なのですが、地元では「なまはげ」と平仮名で書くことも多いそうです。
なまはげ柴灯まつりとは
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なまはげ柴灯まつりは、「ナマハゲ」の風習の残る秋田県男鹿市の真山神社で行われているお祭りです。900年以上の伝統を持つ柴灯祭と「ナマハゲ」を組み合わせた行事で、観光客にとっては、ナマハゲの行事やナマハゲの踊りなどを見て、「ナマハゲ」文化を総合的に体験する貴重な機会となっています。
行事内容
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2021年は、感染症拡大防止のため「鎮釜祭・湯の舞」「里のなまはげ乱入」「護摩餅配り・記念撮影会」の3つの行事は中止となりましたが、以下の行事は開催の予定です。
なまはげ入魂:18:10~/参道入口
なまはげ行事再現:18:35~/神楽殿
なまはげ踊り:18:30~/柴灯火前
なまはげ太鼓:18:40~/神楽殿
なまはげ下山:19:00~/広場
献餅(けんぺい):19:20~/参道
【第58回なまはげ柴灯まつり 概要】
公式サイト
https://oganavi.com/sedo/
開催日
2021年2月13日(金)、14日(土)、15日(日) 18:00~20:30
(各日、1,000人の人数制限あり、
事前申込制)
開催場所
真山神社
〒010-0685 秋田県男鹿市北浦真山水喰沢97
事前申し込み
「
なまはげ柴灯まつり 入場券販売」サイトにて購入
大人1枚 1,000円 (高校生以下無料)
新型コロナウィルス感染症対策について
新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、「なまはげ柴灯まつり」では入場前の検温と手指消毒を実施します。マスク着用にもご協力ください。検温で37.5度以上は入場不可となります。また、2週間以内に海外渡航歴のある方、感染者・濃厚接触者、体調不良の方、および同居家族に前記が当てはまる方も来場を遠慮してください。
緊急事態宣言の発出を受け、対象地域にお住まいの方には払い戻しを行っています。既にご購入の方で、払い戻しご希望の方は実行委員会事務局までお問い合わせください。
なまはげ柴灯まつり実行委員会(男鹿市観光課内)
電話:0185-24-9220 平日9:00~17:00