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コロナ禍で気づいた”旅”の大切さ。今こそ体と心のリフレッシュを




2020年、新型コロナウイルス流行の影響で観光業界は大きなダメージを受けてしまいました。

海外旅行に行けず、県をまたぐ旅行に出かけることすら躊躇してしまう方も多かったのではないでしょうか。自分と家族を守るため、頭のどこかでコロナの事を考えてしまい、心からリフレッシュすることが難しくなってしまいましたよね。

そして私達、旅行者のみならず、観光地の商店や、レストラン、ホテルや鉄道会社や航空会社からも悲鳴が上がる年になってしまいました。

しかしいつまでも沈んでいるわけにはいかない!と、各社試行錯誤で新しい試みを打ち出しています!「コロナ禍でもバケーション気分を味わいたい!」という方のために、家に居ながら旅行気分を味わえるオンラインツアーたるものもでてきました。



コロナ禍に登場した旅行の新たな形

オンラインツアー(バーチャルツアー)には、世界各国の現地スタッフさんたちがオンラインで観光地の案内をしてくれ、後日お土産まで届くという内容のものまであります。各社が行き先やスケジュールなどが違うバラエティ豊かなツアーを取り扱っています。

たくさんのツアーがある中で、これぞオンラインの特権!とも言えるべき、世界複都市を1日で巡るツアーも存在します。例えばHISではハワイ・ケニア・インド・トルコ・ラスベガス/ケアンズ(参照)の5都市とリアルタイムで繋がることができるというのです。1日に5都市を観光することができるなんて…まさに夢のような話しです!

”本当に楽しいの?”と疑ってもしまいますが、参加者さんからは「想像以上に楽しめた!」などの声が届いており、どうやら好評のようです。ただ画面上で現地の映像を見るだけではなく、ガイドさんとのやり取りが面白く、本当に旅行をしている気分になれるのだとか。

高い旅行代金を払い、辛い長時間の移動をしなくとも、世界中の観光を楽しめることができるなんて、コロナ以前では想像も出来なかったことではないでしょうか。こちらが定着すれば、まさに旅行の概念すら覆ってしまう予感がします。


日本人向け、地域住民向けへのサービスを充実させるホテル業界

そして宿泊客の大幅な減少に苦しんだホテル業界。 とくに訪日外国人をターゲットとしていた宿泊施設は苦境に立たされています。

一番右のグラフ2020年1⽉〜2020年11⽉は暫定値

日本政府観光局によると、2020年(1月〜11月)に日本を訪れた外国人の数は前年比で約8割減、入国措置が強化されている2021年初めも更なる減少が見込まれています。オリンピックの海外からの観戦客受け入れが断念されると見られており、今後のインバウンドの需要の回復がいつになるかの予想も難しい状況です。

そんな中、帝国ホテル東京が30泊36万円のサービスアパートメントの開始を発表したことが話題になったように、各地のホテルで日本人向け、地域住民向けへのサービス内容を充実させています。

”今住んでいる街にあるホテルに、わざわざ泊まりに行かなくても…。”と思ってしまいますが、ラグジュアリーに時間を過ごし、非日常を体験するだけでも十分リフレッシュできるものです。そして地元の魅力を再発見できる良い機会になるのではないでしょうか。「おうち時間の工夫も出し尽くしてしまった…」という方は是非利用してみてはいかがでしょうか。

いまだかつてないほどにみなさんの”旅行欲”は高まっているはずです。

そしてその欲に答えるように観光業界も変化し、そして進化しています。コロナ以前の生活に思いを馳せるより、コロナを乗り越えた後の新しい世界を楽しみに待ちたいですよね!

生活スタイルが変わる中、私達の気分転換の方法も臨機応変に対応することが大切なのかもしれません。次々に登場する新しいサービスを上手く利用し、体と心に栄養を与えていきたいものです!


ミチ・ローマン
Michi Roman
ハワイのカレッジ卒業後、旅行代理店で勤務。帰国後、地元京都のホテルでフロントスタッフとして勤務。その後結婚を機にシアトルに渡り、フリーの翻訳兼ライター業を始め、日本に戻った現在もこれまでの経験を生かして活動中。


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