2021年6月8日から6月20日まで応援ウィークとして無料で園内開放している。
例年だと入場料金100円徴収する。
6月20日以降は立ち入り禁止になる。
また来年。
公式HP以外では広報してないようで知る人ぞ知るイベントになっている。
■概要
嵐山町の観光ポテンシャルは大きい。
そのひとつがこの千年の苑ラベンダー苑である。
6月、嵐山町の新緑と山景色を背景にラベンダー畑が広がる。
園内の休憩所は影があって風も穏やかに吹いて涼しい。
とても過ごしやすくてぼーっとするのに最適。
ライオンズクラブ謹呈の木椅子は大きくて横になって眠れそう。
ラベンダーは睡眠導入にとても良いハーブなのでデカい椅子との相乗効果で不眠症はイチコロだ。
ここで寝たいぐらい。
園内はラベンダーの良い香りがする。
座るともう動きたくない。
■感想
2019年に台風19号襲来、壊滅的な被害を受けた。
嵐山町観光協会の献身的な復興作業が実り、復活。
＜壊滅から生き残った貴重な白いラベンダー＞
＜ミツバチがぶんぶんぶんぶん羽音すごい＞
＜広大な敷地。2019年の台風19号襲来によりラベンダーほぼ壊滅。＞
2021年のラベンダー祭りは中止。
代わりに園内無料開放という大盤振る舞いで知名度の維持に努めている。
運営費はお土産と駐車場料金徴収で補っているようだ。
雨の日も営業中。
＜めっちゃ咲いてるゾーンのラベンダーはミツバチゾーンになってる。＞
＜バスツアー客がたくさん来る予定で集合写真撮れるようにセットもあった＞
■土産物屋
土産物屋さんも6/20までしか営業してない。
コロナ禍以前は屋内に入れたが今は牛乳スタンドのように対面販売でラベンダー製品を売っている。
＜土産物屋。トイレと補給ゾーン。＞
この周囲で飲食は出来ないが自販機を装備し、地元産のおからクッキーやスイーツなんかを売っている。
地元産の米3㎏1100円（税込）を買って帰りたいが重い。
これ持って数km歩くのはきつい。
その他にはポプリやドライフラワーやラベンダーオイルなどなど。
これらは駅下のお土産屋さんでも精力的に売ってる。
（しかし米はここでしか売ってないアイテムのようだ。帰り道に駅下のお土産販売を見たら米が売ってない。米が欲しい。場んでっとさんは日常食の買い出しも兼ねて旅している。(追記2021/06/20)売ってた！駅下のお土産屋さんでも米3㎏売ってた！！）
園内の運動会テントでもお土産が売られている。
こちらでは生ラベンダーの鉢植え、ドライフラワーやポプリ、建物のお土産屋さんとは品ぞろえが若干異なる。
お買い得商品があるので一見の価値あり。
■ラベンダー
ラベンダーは複数種類植栽されている。
フラノの名前がついてるのもあり、北海道のあの富良野かな？とテンションが上がる。
似たような香りなのに草花のつき方がだいぶ違くて植物の不思議に興味津々となる。
ラベンダーは経年ごとに幹が固く太く育っていくようで、大きいものは木のようになっている。
お土産販売所で売られてるラベンダーはこのラベンダーの木から取れたものではないかと推測される。
若いラベンダーと数年物のラベンダーと是非比較されたし。
ベビーラベンダー畑も確認。
これからすくすく大きくなって見学路開放となっていくのだろう。
■総評
2019年6月に開園し、その三か月後に台風19号が襲来してほぼ壊滅した。
とても不幸な生い立ちを持つ嵐山町の新名所である。
苦節二年を乗り越え、2021年よろよろと小規模ながら復活した。
不幸続きで規模は小さくなってしまっているが、いずれは日本一になるポテンシャルを秘めている。
なぜなら富良野ラベンダー畑に匹敵する敷地を用意し、日本最大級5万本を植栽して堂々と観光名所として名乗り上げる予定、だったのだ…。
台風19号とコロナ禍さえなければ今頃はウハウハであったことだろう。
苦難に負けず、日々こつこつとラベンダーを増やしている。
とても良い
山が背景になっているのだが、あの山はなんという山だろうか。
ハイキングしたくなる。
＜パノラマ写真じゃないのにパノラマ風に撮影できてしまう特殊なラベンダー畑＞
他の観光ラベンダー畑と比べると見劣りするかもしれないが、その背景を知ると頑張れ頑張れと応援エールを投げたくなるだろう。
頑張れ、嵐山町。
頑張れ、千年の苑。
＜いずれは日本で一番のラベンダー畑として派遣を握る＞
