立山駅周辺の一番奥にひっそりとあった博物館。
入場無料だったので全く興味をそそられなかったのですが入ってみました。
<入場無料につられて入場>
<全然そそられる雰囲気はありません>
一歩入ると床に動物の足跡がペイントされていて、入場無料のはずが無料ゾーンに向かう足跡と、有料ゾーンに向かう足跡があって一瞬ビビりました。
それよりも吹き抜けのホールに立山の雪の大谷の写真があり、3階の高さくらいの雪の壁に目を奪われ見上げていると、職員の方が「この写真は2010年に20m積もった時の写真で、実際の2分の1のサイズになります」と説明してくださり、この高さで2分の1か⁉と更にびっくりでした。
今年の積雪は最高18mだったそうで、GWの時点で16mだそうです。
出来れば一日でも早く実際に行ってみたいですが、ちょうどこの日、立山黒部アルペンルートの観光バスのルートになっている立山有料道路で落石があって、一部通行止めとニュースになっていました。
この博物館の公式Twitterによると、立山駅からケーブルカーに乗るのに一時230分待ちの大行列だったそうですよ。絶望感ですね…。
その後も無料ゾーンの足跡をたどり館内を見て回りました。
一番面白かったのは、トロッコの車窓からの映像で18段のスイッチバックを疑似体験できるツアーです。
<これが一番面白かった所>
画像は少し荒いですが、途中線路に居たサルがトロッコが来たのでワラワラと逃げていく場面などもありました。
10分くらいだったと思いますが、本当にトロッコに乗った気分になれました。
<まるで本当にトロッコに乗っているみたい>
<隣には毛皮が置いてあり、触って違いを確認できます>
とてもきれいな施設で、期待せずに入りましたが無料ゾーンだけでもなかなか見応えがありました。
すっかり見終わった気分で裏から外に出て川のある方に行ってみると、上高地かと見紛うような山と河原と澄んだ川という景色がありました。
<ここは…上高地?!>
川に手を入れると雪解け水なのかとても冷たかったです。
この清らかな流れを見ているだけで体の中から浄化されていくような感覚がありました。
十分自然を堪能したところで、立山駅の方に帰ろうかと思ったらトロッコの展示があり、運転席にも座れるようになっていました。
<建物の外にも展示物あり。>
建物の外にも展示物があるとは気づきにくいので、この絶景とともに忘れずに見に行って欲しいです。
興味がなかった割には1時間以上滞在し、おまけに楽しかったです。