首里城の正殿は修復中ですが世界遺産の存在感は健在です。
正殿が見られないからこそ、他のところを見るには丁度良いかもしれません。
2022年11月の首里城は、2026年秋の正殿完成に向けて工事が進めらています。
私なりの見所を紹介します。
首里城と言えば守礼門です。
私は、首里城の中で一番好きな建造物です。
修学旅行の学生達が記念写真を撮っていました。
<首里城と言えば守礼門>
守礼門を進んで左側に園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)があります。
世界遺産に登録されています。
人が出入りする門ではなく、国王が外出するときにに安全祈願をした礼拝所です。
世界遺産通の方には、オススメです。
<世界遺産の園比屋武御嶽石門>
龍樋(りゅうひ)もオススメです。
龍の口から湧水が湧き出していることからそのように名付けられたそうです。この水は王宮の飲料水として使われていました。貴重な水です。
<貴重な水は場内だけではなく中国からの使者にも飲ませていた>
冊封七碑(さっぽうしちひ)
「冊封七碑」とは、龍樋(りゅうひ)の周辺に設置されている七つの石碑のことです。
<漢詩を詠んだり題字を残した>
瑞泉門(ずいせんもん)
「瑞泉(ずいせん)」とは「立派な、めでたい泉」という意味だそうです。
門の手前右側にある湧水が「龍樋(りゅうひ)」と呼ばれ、それにちなんでこのように名付けられました。
気を抜くと見過ごしてしまします。
<立派なめでたい泉と言う意味>
赤瓦
首里城の赤瓦です。
首里城の初期の瓦は灰色だったそうです。
灰色に比べて赤瓦は低い温度で焼くことが出来るそうです。燃料の薪が少なくて済むという理由で赤瓦になっそうです。資源の薪が少ないので赤瓦にしたそうですが環境やコストに配慮していたのは驚きです。
<低温で焼ける赤瓦>
城壁
何と言っても城壁は見応えがあります。
<弧を描く見事な城壁>
私も初めて知ったのですが正殿も守礼門も世界遺産ではないのです。正殿の基礎部分にあたる遺構が世界遺産なんです。
だからと言って首里城は首里城です。
見応えはあります。
<首里城からの眺望>
開園時間 無料区間 8:30~18:00
有料区間 9:00~17:30
入場料金 大人400円 高校生300円 小中学生160円
※モノレールの一日券を見せると2割引きで入場できます。