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ひまママさん(女性)の旅エピソード [2010-09-24 11:55:53]
ペンションって個性的なオーナーがいること多いですよね。
数年前、友人と観光地に行ったときのこと。急な旅行だったので、友人がネットで外観の写真を見て気に入ったペンションを適当に予約しました。
ペンションは女性が喜ぶような素敵なかんじ。10人くらいのお客さんが食堂に集まり夕食が始まりました。するとオーナー(50歳くらいのおじさん)が大音量で派手なクラッシクをかけ、曲のテンポが落ち着く感じのところで「本日は我が○○へようこそおいでくださいました。私がオーナーの○○です」という自己紹介を始め、この土地・ペンション、周辺観光地についての説明、「どこから来ましたか?」とかちょっとしたお客さんいじりなどなど、10分くらいのオーナーのオンステージ。それが終わるとようやく前菜が運ばれてきて「やれやれようやく食べさせてもらえるか」と思うと「これはマリネから食べてレタスは途中でかじるかんじで食べてください」と食べ方・食べる順番まで指示する始末。私たちより早々にうんざり度がアップしていた隣のおばちゃんグループから「私たちは好きに食べましょ」とひきっつた微笑で話しかけられ、私たちはオーナーでなく隣のおばちゃんの指示に従うことにしました。
その後もオーナーの話はエンドレスで続きました。食事が終わりに近づくと話すことがなくなったのか「この絵は俳優の○○からもらった」「実は芸能人の○○が結婚式をおしのびで行ったのはここだ」「この置物は億する」とか、到底信じられないような自慢話が始まりました。
宿泊料は安くてごはんもおいしかったしよかったけど「オーナーが別の人だったら、もっともっとよかったね」と妙な連帯感が生まれたおばちゃんたちと話して別れました。
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