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世界に一つだけの旅エピソード

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シャルム大津のタヌキさん(女性)の旅エピソード [2010-03-30 01:32:55]
 昨年の11月28日に夫婦で永原(ながはら)へ出かけた。永原駅からマキノ駅まで琵琶湖沿いに歩くプラン。
 永原駅周辺は冬の寒さ! 主人は厚着の上、フリース持参だったので、マキノ駅まで貸してもらった。くくった生大根が上下2本の棒に干してある風景など見ながら永原駅から少し歩くと左手に琵琶湖が見えてきた。マキノ市に着くまで左手の風景は琵琶湖だけである。
 湖岸より2mほど上に位置する舗装道路を歩く。左右に白線はあるけれど歩道も信号機も外灯も無い道路は車2台が行き交う幅。食事時間も含めてマキノ駅まで4時間半歩いた。マキノ市に着くまでは、たまに湖岸の釣り人と出会い、たまに車と出会う。通行人とも犬とも全く出会わなかった。途中で気づいたけれど、歩いていたのは車道! 見通しの良い1本道の上、滅多に車が通らず、交差する道も無いので、一般の歩道よりも安全に思えた。
右手に見えるのは80度くらいの崖(がけ)が多い。途中、崖の下辺りで野生のサルが騒ぐ。合計7〜8匹ほど。突然の出会いに驚いた。思わず身構えてしまったけれど、サルたちは崖の上に走っていった。なぜか車道に一匹だけ、いつまでも残っている。
 崖の無い所は老人ホームが一棟、ログハウスが一棟、リゾートホテルが数棟、牧場にでもできそうな広い草地などが時折現れる。琵琶湖は洋々と広い。初めて竹生島(ちくぶじま)を見た。歩くにつれ、竹生島が遠ざかる。
 わたしたちには風景を楽しんでいる余裕が無くなった。そう、トイレが無い道なのである。急な崖を登るのは無理! 草地では見晴らしが良すぎる。残る手段は湖岸の草むらしかなかった。少ないけれど湖岸には釣り人がいる。わたしが見張り役となった。なかなか主人が戻ってこない。ついにわたしも草むらにしゃがんだ。
 途中で日没。月夜とは言え、暗い。懐中電灯で足元を照らして歩いた。トンネルらしき物が見える。トンネルの前に白い着物の女性でも立っていたら確実に気絶しそうな怖さ! トンネル内には薄い灯りが点いていた。消えている灯りもある。水が壁にしたたり落ちていて怖さが増す。おまけに、トンネルは3ヵ所ほどもあった。
 マキノ市に着き、民家の灯りが見えたときの安心感は忘れられない。

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