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ウマゴンさんの法隆寺に対する口コミ

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ウマゴンさんのクチコミ
2018年09月24日に投稿されました。
別に仏教や仏教建築に興味があるわけではないのですが、神社仏閣が好きで、全国の名だたる神社仏閣を訪れては写真を撮っている中年男性です。その初投稿に私の一番好きな「法隆寺」を選びました。
よく知られている有名なお寺ではありますが、魅力をお伝えしたく投稿します。

法隆寺は、奈良県生駒郡斑鳩町にある寺院。7世紀に創建され、聖徳太子ゆかりの寺院で、金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられ、西院伽藍は現存する世界最古の木造建築物群です。
と学術的なことを説明しても面白くないし、あまりにも有名なお寺ですしアクセス情報などを掲載しても意味が無いので、なぜ私がこのお寺が好きなのかを書き込みます。

先述したように、私は仏教も仏教建築も興味がありませんし、無知です。でもこんな古い世界的に有名な建造物を身近に、日常的に見ている人たちの気持ち、または古(いにしえ)からの伝播について興味がありますし、自分も体験したいと望みます。(その最古の建造物も、その気になれば自分の素手で触れます。)

まず、何の予備知識が無くとも、南大門から見る五重塔、中門、金堂を一望する威容には、その大きさに感動します。しかもそれは1300年の歴史があります。

私はそれら巨大な建造物群が、実際周辺地域からどのように見えるのかを感じたくて、周辺を歩いてみました。
五重塔に関しては、360度から見ることが出来ますし、方向によっては、かなり離れていても見ることが出来ます。
一般的には法隆寺見学の後は東の中宮寺へ。その後法輪寺や法起寺へと続く斑鳩の里というのが普通です。
でも法隆寺東側の地区は、古墳群があったり、昔の町並みが残っていたりと、違った楽しみ方があります。
法隆寺すぐ東側の山へと続く道を登ると、法隆寺の真後ろから講堂、金堂、五重塔が見え、その向こうには奈良盆地が広がります。

また中宮寺から法輪寺、法起寺と続く斑鳩の里も、斑鳩神社横の池から見る金堂と五重塔は、生活感のある町中から見える歴史建造物として、それなりに趣きがあります。

法隆寺には数えきれないほど何度も訪れていますが、いつも感じることは、行くたびに田畑が無くなり、町が開発され、以前は法隆寺が見えていた場所から見えなくなったりと、その風景、情緒が変わっていくこと。

「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」
誰もが知っている正岡子規の有名な俳句。昔何かの雑誌で「実った柿とその後ろに鎮座する五重塔の写真」を見たことがあり、これが私の原点なのですが、その写真を撮影したと思われる場所を探し行ったことがあります。
当然柿の木はありませんし、風景は一変していました。
少し前までは、法隆寺南側の国道25号線からも、田畑が多かったこともあり、場所によっては遠くからその威容を見ることが出来たのですが、今はもう民家が立ち並び、見ることが出来ません。(大きい建造物といっても、2階建ての民家で見えなくなります)

でも、こういう町の変化を1300年じっと見続けてきたのが法隆寺なのです。
どんなに周りが変化しようとも、その時その時の風景、情緒、感動があるはず。次はいつ行こうかとやっぱり思ってしまう今日この頃です。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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