石川県立美術館の口コミ一覧（９〜１０点）

最初の展示室は、2点の焼き物のためだけの専用室…驚きでした(@_@)
中央に置かれたガラスケースの中に、野々村仁清作のキジのつがいが座っています。雄は国宝で『色絵雉香炉』と呼ばれ、銀彩がほどこされ全身色鮮やか。雌は重要文化財で、色は地味ながら羽繕いをする動きが自然で生き生きした感じでした。離れ離れになっていたのが、持ち主の計らいでここで再会したのだとか…(*^^*)

他にも古九谷などの焼き物がずらりと並んだ展示室、油絵や近代的な造形がのびのびと置かれた部屋など、ジャンルも様々で見事でした。

この美術館の一角でひときわ目を惹くのが、辻口博啓シェフがプロデュースするカフェ、ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ。順番を待つお客さんたちが入口の外にずらり…かなりの人気のようでした。 お茶室で玉露とお菓子をいただけるコースがあるそうで、ちょっと贅沢ですが一度体験してみたいな〜と思いました。

《料金》
一般 360円
兼六園も行くなら、『兼六園プラスワン利用券』（500円）でお得になります。

《休館日》
月曜日、展示替えの期間、年末年始
カフェは年中無休

《アクセス》
北鉄バス 『広坂』（しいのき迎賓館前）下車 徒歩5分

たまたま立ち寄ったら、とある会の特別展をやっていたので入館料と別に2000円近い入場券を払ってみる。
これだけ料金取るなら相応のものじゃないと満足しないぜベイベー、と入っていくと。
輪島塗や織物の産地なためか、漆塗りの立体的な絵や巨大な刺繍など前衛的な作品が多数展示されていました。
アリだな、ああ楽しんでるな。
お堅い絵画しか支持されないコメ主の地元富山と違って、ここはお洒落が利いていて開明的でした、うらやましい。

近隣の21世紀美術館と対比的な位置にあるクラシカルな美術館です。最近、かの有名な辻口シェフプロデュースのカフェが併設されたので、イメージが少し変わりましたが、落ち着いた大人の美術館です。辻口さんはいませんが、ガラス張りで仕事振りを拝見できます。個人的にお勧めの常設展示作品は、何といっても鴨居玲でしょう。初めて観た時には、こんなにまっとうな油彩画家が日本にいたのか、と嬉しく思いました。その他にも、金沢由来の古美術を得意とする美術館なので、歴史を知らなくても、いかに金沢が美術のレベルが高かったかを感じられます。

美術館裏の県立図書館から上っていくルートがオススメです。

かなり急勾配の階段を上るはめになりますが裏のウッドデッキのような散歩道と庭園が楽しめるので。

全国を巡る大きな企画展（最近ならカルタゴ展のような）をやってくれるのでよく行きます。

ミュージアムショップも金沢文化、という感じ、九谷焼や友禅、漆などの伝統工芸を感じさせるグッズが並んでいるので、お土産にもいいかも。
このショップで母に久谷の小皿を買って行ったら、お土産屋さんのよりおしゃれだと喜んでいました。