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今年は虫が少ない。
昨年も少なかったが2023年はいっそう少ない。
野を歩けば顔にボコボコ虫が当たっていたのに今年はない。
ちょっと異常気象かもしれない。
■概要
空中庭園(という名の屋上庭園)には150種のハーブが植栽されている。
6月頭は数種類のラベンダーが咲いている。
地味で彩がなく、ボソボソした庭園が可愛くなる貴重な季節である。
地上のバラ園といっしょに見学してきた。
屋上と地面の二つで展開する庭園はいい感じで対極になってる。
■感想
●空中庭園
ラベンダーといえば蜜蜂ぶんぶん。
うるさいぐらいに羽音がする。
この屋上庭園にはほとんど虫がいなかった。
東京だからか。
それとも異常気象のせいか。
(果物や米や野菜にも影響するのかもしれない。
卵も高いというのに野菜まで不足したらキツイね)
この空中庭園。
商業施設とは違って人への配慮的なものはあんまりない。
太陽ギラギラ。
ベンチは直射日光。
用意されてる日陰はちょっぴりだ。
(屋根があっても遮光出来ないノーガード仕様になっている。
機能するのは直下太陽時のみ。
長居させたくない意志を感じる。)。
植物に太陽、風、雨を存分に受けさせろ。
ガード全下げ状態になっている。
植物にはいいかもしれないが人間にはやや厳しい環境になっている。
長居すると熱射病になるので注意。
(見た目や人間への配慮は池袋の屋上庭園が圧勝しているのであんまり期待しない方がいいかもしれない。
池袋に勝利できるのは青空が広がってる点。遮蔽物がほぼなく空の広さが感じられる。解放感がある。)
この過酷な状況でも居続けて、植物観察するさまは「ああ、博物館。植物園の類だねえ」と感慨深くなる。
辛くても好きだからいるのだ。
大抵の人は暑さに負けて一周したらすぐ退散する。
環境がキツイ。
●バラ園
あるんですよ、バラ園が。
洋館である博物館とバラ。
昔ながらの貧弱でヒョロヒョロのバラと堅牢な建物のアンバランスさよ。
ゴージャスさとは無縁の古き良きバラ園である。
さほど大きくない花の一輪一輪を愛しむような寂しいバラ園でとても良い。
実験室の一画みたい。
ここは屋上庭園と違って日陰で涼しく、ベンチも多いことから憩いの場になっている。
屋上庭園よりもよほど親しまれている。
しかし誰もバラは見てない。
お喋りに夢中になっている。
日常生活に溶け込むようなバラ園で愛しい。
●総評
科学博物館なのに簡易的な植物園をも備えている。
それもそのはず。
港区の森、国立科学博物館附属自然教育園も運営しているのだ。
自然史と自然科学を担当しているので植物にもめっぽう強いのだ。
館内だけでなく屋外にも目を向けて見て欲しい。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。