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国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている「大内宿」は、萱ぶき屋根の家並みを眺めながら散策できる、江戸時代からの宿場町で、時代劇などでもたびたび登場する観光地ですが、今や年間100万人もの観光客が訪れる大観光地だそうです。
連休等の行楽日は、大内宿に至る県道が大渋滞になるそうで、
「なるべくそう言う日を避けた方が良い・・・。」
とありましたが、普段の日曜日に15時を過ぎて到着すると、駐車場も空きがありスムーズに駐車できました。しかし15時頃まではかなり混んでいたと思います。
駐車場から数分ほどで、萱ぶき屋根の家並みが続く大内宿の旧街道沿を歩けますが、電柱や電信柱が地中化された、スッキリと整然と並んだ萱ぶき屋根の家並みは、まさに江戸時代にタイムスリップしたかの様な、テレビで時代劇でも見たような美しい萱ぶき屋根の家並みに感動します。
また街道沿いの用水路には、飲めそうなほど美しい水が流れ、そのせせらぎも心地よく思えます。せせらぎと萱ぶき屋根の家並みは、どこか似合いますが、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選ばれているのも頷けますし、更に「日本の音風景100選」にも選定されてるそうです。
用水路の水は冷たく、それにラムネやモモ、野菜が冷やされていて、食堂で提供されてますが、残暑が残る今日のような暑い日は、天然の水で冷やされたラムネが、より美味しそうに思えます。
(用水路の水は、棚田の水、食品を冷やす、火事の際の水利として利用されたとの事です)
ところで立ち並ぶ萱ぶき民家は、土産物・食堂・民宿などに利用され、土産物屋はカラフルな手作りの工芸品などが売られていたので、嫁さんや今回同行した義母も大はしゃぎで魅入っていました。
味気ない量産されたおもちゃとは違い、味のある工芸品は、見るだけで楽しくなりますし、店の主人やおばちゃんとお話するだけでも楽しくなります。話が弾めば、作り方なども教えてくれるので面白いです。
また餅なども売られているので、観光客が縁側で座って食べているのを見ると、つい買いたくなりますが、やはり有名な高遠蕎麦の名前で知られる「ネギ蕎麦(箸の代わりに1本ネギで食べる蕎麦)」は、ぜひ食べたいものです(笑)
ある一軒の蕎麦屋さんに入ると、屋根には大きな梁・囲炉裏があり、障子で仕切られた縁側から燦々と優しい光が射しこみ、隣の萱ぶき屋根民家が見える日本家屋風景は、どこか落ち着き、足を延ばしてユックリしたくなりますし、嫁さんは大絶賛してました。
15時を過ぎての昼食は遅すぎますが、観光客が減った今時間は、ゆっくり家屋を拝見する事が出来るので、ある意味オススメかもしれません。
またお願いして2階も拝見する事が出来ましたが、築数百年の時を刻んだような煤けた梁は、時代の流れを感じましたし、2階から眺める大内宿の風景も面白く、貴重な体験が出来ました。(2階を拝見できない家屋もあると思われます)
ところでネギ蕎麦・・・。
食べにくい方用に割り箸もありますが、ネギでも案外蕎麦は食べれますし、かなりの美味!!!!
地場産の蕎麦粉と綺麗な水で打たれた蕎麦の味は格別でした。
ただネギは辛く、ある程度蕎麦汁で熱を加えないと、沢山は食べれません(笑)
大内宿を見下ろす見晴台に登ると、ポスターにもなった絶景が望めますが、やはり上から見下ろす萱ぶき屋根の家並みは見ごたえがあります。
見晴台から見下ろすと、義母と嫁さんが手を振って写真撮影をねだってますが、萱ぶき屋根を入れてパチリ。
面白い写真が撮れました。
大内宿内には、様々なイベントや祭りがあり、次回はそれに合わせて来たいと思いましたし、今回たまたま実演していた萱ぶき屋根の張替実演は、見事な職人さばきに感心しました。
かなり心惹かれたのは、大内宿の民宿で泊まれば、夜の静かな風情を楽しめるでしょうし(イチオシか!!)、また2月頃の雪をかぶった大内宿は(さらにイチオシか!!)、街道沿いに雪灯籠が灯され、大変風情を感じる事が出来る写真があり、違う季節にも訪れたくなりました。
大内宿は、足早に回れば30分ほどで見れますが、是非時間を取って、また一度では無く季節や時間を変えて訪れれば、違う印象を与えてくれる観光地だと思うので、参考にして頂けたらと思います。
〇アクセスなど〜
・会津鉄道「湯野上温泉駅」よりタクシーで約10分
・乗合バス湯野上温泉郷号(4月〜11月:要予約)
・会津若松より会津バス:大内宿こぶしライン号(4月〜11月までの土日祝日運行
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
JR九州になってから、実は九州の特急には乗った事がなくて、実に魅力的??なんです(笑)
若い頃は乗り鉄だったんですけどねぇ〜〜〜。