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大須観音は、愛知県名古屋市中区大須にある真言宗智山派の別格本山の寺院。
山号は北野山。本尊は聖観音。寺号は北野山真福寺宝生院で、宗教法人としての公称は「宝生院」ですが、一般には「大須観音」の名で知られています。
日本三大観音の1つともいわれる観音霊場で、なごや七福神の一である布袋像を安置します。
大須という街は、東京における秋葉原や大阪における日本橋のように、名古屋におけるオタクカルチャーの中心地として有名です。
特に活気あふれるのは、毎年行われている「世界コスプレサミット」です。その中で行われるのが「大須コスプレパレード」。クオリティの高いコスプレイヤーたちが練り歩く様子は圧巻の一言ですが、そのスタート・ゴール地点が大須観音となっています。
また、太宰府天満宮などと同じように「学問の神様」のご利益にあずかれるとされており、入試の時期に向けては、受験生たちやその家族が多く参拝に訪れ、賑わっています。
またその他にも、厄除け・家内安全・身体健康・商売繁盛といったご利益が挙げられます。
このように名古屋では知らない人はいないほど知名度があり親しまれている大須観音ですが、今回はその大須観音の重要な行事の一つである「左義長火祭り」の紹介です。
大須観音左義長火祭りは、毎年1月第2月曜に行われる、1年間お守り頂いた御札・御守とともに、しめ縄・お正月飾りをお焚きあげする行事です。
左義長(さぎちょう、三毬杖)とは、小正月に行われる火祭りの行事で、地方によって呼び方が異なりますが日本全国で広く見られる習俗です。
刈り取り跡の残る田などに長い竹を3、4本組んで立て、そこにその年飾った門松や注連飾り、書き初めで書いた物を持ち寄って焼くという地域が多いようで、とんど(歳徳)、とんど焼き、どんど、どんど焼き、どんどん焼き、どんと焼き、さいと焼き、おんべ焼き等とも言われるそうです。
当日は、お経が読み上げられる中、たいまつを持った僧侶が、積み上げられた正月飾りに火を付けます。
参拝者が家内安全や、ことし1年の健康など願い事を書いて納めた「大護摩木(おおごまぎ)」をはじめ、古いお札やお守りなどを僧侶たちが次々に火の中に投げ入れ、無病息災を願いました。
お焚き上げの炎は、冬の風にあおられて勢い良く燃え上がり、とても暖かくて、本当に御守りして頂けていると感じさせて頂きました。
住所 名古屋市中区大須2-21-47
拝観時間 境内自由に往来可。【本堂】6:00~19:00 【寺務所】9:00~17:00
アクセス 地下鉄鶴舞線「大須観音」駅下車。2番出口より徒歩3分
駐車場 無し 近くにコインパーキング有り
★左義長火祭り概要★
日程 毎年1月第2月曜日(成人の日)
時間 14:30より法要・火入れ
開催場所 大須観音
料金詳細 大護摩木志納料1,000円(1本)
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。