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❝桃源郷はここ❞...と、言うキャッチフレーズに魅せられて。。。
信楽の山奥に佇む≪ミホ ミュージアム≫...に!!
11月2日(木) 天候:晴れ
何の前知識もなく訪れた美術館・・・そこは正に俗界を離れた別世界❝桃源郷❞...でした。
宗教団体【世界救世教】が運営する美術館の様です。
秋色に染まりかけた信楽の山道を走り抜け∼・∼駐車場に辿り着きました。
車を降り、先ず向かったのは『レセプション棟』です・・・そこで美術館のチケットを買い求めます。
白を基調にしたオシャレな建物です。・。
そこから美術館までの約500mを徒歩で行くか?送迎の電気自動車(無料)に乗るかの2択です。
私は楽な方(電気自動車)で・・・「かみさん」は徒歩...と、別々で美術館に向かいます。
『レセプション棟』を出て緩やかな坂道を音も立てずにスー...と、進み∼・∼トンネルの中へと吸い込まれるように入って行きます。・。・。
馬蹄型のトンネルはチタン合金の銀色で統一され、オレンジ色の照明が等間隔に灯り、まるで異次元の世界に入り込む感じがしました。
トンネルは直線ではなく緩やかなカーブを描き、その先は見通せません・・・一種のユートピアに行く思い...です。
トンネルを抜けると、ワイヤーが放射線状に張り巡らされた
オシャレな吊り橋に出ます。
そこから眺める景色は素晴らしく・・・周囲の山肌が秋色に染まり、その中央に美術館≪ミホ ミュージアム≫の端麗な建物が見えて来ました。
贅を尽くしたトンネルと吊り橋…そして建造物。・。・。建設費は如何ほどかかったのかな...と、下衆の勘繰りをしたくなります。
アプローチ広場で下車・・・階段を上り、玄関に∼・∼円状に縁取られたガラスの扉が開き館内に入ると広いエントランスホールです。・。
建物の骨格が幾何学模様で構成され、天井からは明るい光が差し込み、幾何学模様の影がとても美しくホールの床や壁を彩っていました。
いい意味で、日本の美術館とは違った優雅さを感じました。
外から眺めた建物は小さく見えました...が、地形を有効に使い自然の景観を残すために殆どの美術品コレクションが地下の展示室におさめられています。・。
南の展示室(B1F)には・・・シルクロードを旅するかの如く、エジプト・西アジヤ・中国・ペルシャ等の古代美術品が整然と並べられ、展示されています。
また、別棟にある北館(2F)は・・・自然石を配置した中庭を囲むようにして建てられています。
北館は、季節により国内外からの逸品が展示される。・。会場だそうです。
建物の中央にあるエントランスホールの大きな窓から見える景色は・・・外庭に形の整った松の木が植えられ、その背景には信楽の山々が連なり、赤く色づいた木々が彩りを添えていました。
山の中腹には【神慈秀明会】の礼拝堂と、ベルタワーの二つの建造物が見えています。
設計は、ルーブル美術館等々を設計された〖I・M・ペイ〗氏のようです!
地下1階にビデオルームがあり美術館の成り立ちについて視聴する事が出来ます。
ビデオの巻末に!
❝美しものを見なさい❞...が、創設者の言葉でした。
階の端っこにカフェ(Pine View)があり、自然農法の食材で作られた軽食と、飲み物のメニューが揃っています。
そこで(サンドイッチ)昼食を頂きました。・。
食事をしながら窓越しに眺める外庭の景色も、設計者の拘りと、センスの良さが窺がえます。
館内の美術品を一通り観賞し終えました。・。
戻りは徒歩で∼・∼吊り橋の上から振り向き眺めた景色。。。
❝桃源郷はここ❞のキャッチフレーズは❛絵空事❜ではありませんでした(*^。^*)
交通アクセス等
路線バス:JR石山駅南口~MIHO MUSEUM行で約50分。
車の場合:名神栗東ICより約18km・新名神信楽ICより14km。
開館期間:春季・3月中旬~6月初旬・夏季・7月中旬~8月中旬
秋季・9月初旬~12月中旬
(HPで検索:開館カレンダーが詳しく出ています)
開館時間:8:00∼17:00(入館は16:00まで)
休館日:期間中の月曜日(祝日の場合は翌日)
入館料:大人/1100円・高大生/800円・小中学生/300円
駐車場:無料です。
※ 注意事項
展示物の撮影及び模写はNGです。
三脚・一脚・自撮り棒もNGです。
食材(弁当等)の持ち込みは出来ません・・・飲み物は可。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。