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mimikoさんの小豆島に対する口コミ

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mimikoさんのクチコミ
2019年05月06日に投稿されました。
小豆島は、瀬戸内海・播磨灘にある島。
古代には「あずきしま」と呼ばれ、その後中世までは「しょうずしま」と呼ばれたそうです。
オリーブやそうめんなどの産地として知られ、穏やかな海に囲まれた温暖なこの島は、まさにリゾート。風光明媚なオリーブ公園や恋愛パワスポとして人気のエンジェルロード、変化に富んだ景観が見事な寒霞渓など見どころたっぷり。

でも、今回私が小豆島を旅先に選んだ第一の目的は「歌舞伎」を見に行くこと!

「肥土山農村歌舞伎」ってご存知ですか。
毎年5月3日に小豆島の土庄町肥土山離宮八幡宮で行われます。

「肥土山農村歌舞伎」は、江戸時代前期に農業用ため池の完成を祝って行われたのが始まりとされています。
以来、幕末〜明治にかけて最も盛大に行われ、現在までその伝承が伝わっています。青天井の芝生にムシロを敷いて、お弁当を食べながらお酒を酌み交わし、離宮八幡神社の舞台で行われる歌舞伎を見物する。素敵な伝統行事です。

農村歌舞伎舞台とは、日本において江戸時代より農民の娯楽として行われているそうで、全国的にもいくつかの地域でその文化が伝承、保存、継続されています。

もうだいぶ前ですが映画「大鹿村騒動記」というのを見ました。
もうお亡くなりになった原田芳雄主演の映画でした。
長野県の大鹿村で毎年開催されている農村歌舞伎を行うにあたっての地元の村人のドタバタ喜劇というような内容ですが、私感動しました!
何に感動したかというと、そのストーリーや俳優ではなく、実際に今も大鹿村で行われている「農村歌舞伎」があるということ。今もって江戸時代からの文化、伝統を守り、続けているということに!
実際には大鹿村では毎年10月第三日曜日に行われており、どうしても見てみたかったのですが、10月という日程が私には難しく、他にもこのような農村歌舞伎が名行われていないか調べたところ、あったのです。毎年5月3日に。小豆島で。

そしてようやく見ることが出来ました。肥土山農村歌舞伎を!

本当に素晴らしいです。何がって、
常設の歌舞伎舞台の小屋があります。
大人だけでなく、子供歌舞伎も上演されます。衣装も演技も立派なものです。
本当に、青天井の芝生にムシロを敷いて、お弁当を食べながらお酒を酌み交わし地元の方が楽しんでいます。

唯一残念なのは、こんな素晴らしい文化が、肥土山地区の住民たちが輪番制で運営しているということで、年に一度しか行われないことです。
大変な作業だとは思いますが、ぜひこれからも続けてほしいと思います。


最後に小豆島のことでもう一つ紹介させてください。

これもだいぶ前の映画ですが、小豆島が舞台の「八日目の蝉」をご存知でしょうか。
この映画の重要な場面として「虫送り」という小豆島伝統の行事が描かれています。
実際は、中山地区の虫送りはしばらくの間途絶えていたそうですが、2010年に映画『八日目の蝉』で虫送りが再現されたことをきっかけに、2011年から再開されたそうです。
2019年のスケジュールでは、7月2日肥土山地区(土庄町 肥土山 多聞寺)、7月6日中山地区(小豆島町中山千枚田)で「虫送り」が行われるようです。

私の今回の投稿写真でも紹介していますが、「中山千枚田」は「棚田百選」に選ばれている素晴らしい棚田です。
ぜひ今年はこの中山千枚田の虫送りを見たいものです。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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