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GAYOSHIさんの祇園祭に対する口コミ

9点
私は京都が大好きで季節ごとに訪れていますが、今回はその中でも特に奥が深く何回行っても新しい発見がある八坂神社の祭礼で、1ヶ月にわたって様々な神事が行われる祇園祭の紹介です。

祇園祭は主に先祭(さきまつり)と後祭に分かれており、特に有名なのは7月17日の前祭山鉾巡行ですが、それ以外にも至る所でいろいろな神事が行われ、私自身その半数以上は体験しています。
今年は7月15日から18日までの期間の祇園祭を紹介します。

今回は祇園祭第四弾として「神幸祭」の紹介です。

千年の歴史を凝縮したような熱気と祈りが、京の街を包み込む。
7月17日、昼間の山鉾巡行によって街の穢れが清められた後、夕刻から執り行われるのが祇園祭の真の主役ともいえる「神幸祭(しんこうさい)」です。

神幸祭とは、八坂神社に祀られている神々(素戔嗚尊・櫛稲田姫命・八柱御子神)の御神霊を三基の神輿にお移しし、氏子地域を巡行しながら四条寺町にある御旅所(おたびしょ)までお迎えする神事です。
山鉾巡行が「神々をお迎えするための清めの儀式」であるのに対し、神幸祭は「神々が実際に街へとお出ましになる動の儀式」であり、祇園祭の最も重要で熱狂的なハイライトと言えます。

まだまだ西日が強く照りだす八坂神社に到着したのは、神幸祭が始まる2時間前。
神輿の熱気を一段高いところから見たいがために、八坂神社の石段の場所取りをすべく早めに到着。
2時間前でも満席でしたが、ようやく詰めてもらい場所取り出来ました。
これから西日がまともに当たるこの場所で2時間待機。水分補給しながらひたすら待ちます。

17時30分、ようやく「神宝列」の行列が始まりました。
昼の静謐な風情とは一変し、沿道を埋め尽くした観客の熱気で街全体が大きく波打っているかのようでした。

神輿の露払いを務める神幸行列が静かに動き出します。
神職や役員たちが平緒や水干といった古式ゆかしい装束を身に纏い、大きな朱色の和傘を掲げて進む姿は、まるで絵巻物が目の前で紐解かれていくような美しさです。
さらに、「豊国社」の赤提灯や駒形を掲げた行列、凛々しい裃(かみしも)姿の男たちが整然と練り歩き、歴史の深みと格式の高さを肌で感じます。

やがて、遠くから打ち振るわれる鈴の音とともに、大地を揺るがすような「ホイットー、ホイットー!」という力強い掛け声が響き渡りました。

白装束を纏った担ぎ手たち「三若神輿会」の群衆に担がれ、黄金に輝く「中御座神輿」の登場です。
提灯の灯りに照らされた神輿は眩いばかりの光を放ち、何百人もの男たちの腕によって天高く掲げられる「差し上げ」が披露されると、四条通のボルテージは最高潮。
担ぎ手たちの熱気と、それをスマートフォンやカメラに収めようと手を伸ばす無数の観客たちの歓声が一つに溶け合っていきます。

気が付けば、未来の担ぎ手である子どもたちが白い衣装を身にまとい、声を掛け合いながら一生懸命に歩を進める姿、「東若御座」の登場です。世代から世代へと受け継がれてきた人々の誇りと絆。

これから四つの神輿と神宝列は祇園から四条通周辺の街中を行列し、21時過ぎに河原町通を南下、四条通を右折し御旅所に向かいます。
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