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40年ぶりに勝尾寺へ行こうと思い立った私。
猛暑の中を250ccスクーターで出発。大阪市内へ入り、新御堂筋を北上。箕面市内に入ると『勝尾寺』の案内看板が目に入った。
「もう少しだ・・・暑い・・・」
山間部に入ってすぐに、『勝尾寺6キロ』の案内。
そして勝尾寺まで4キロとなった時、信じられない交通標識を見た。
二輪通行禁止
その標識には補助標識が無い。つまり、土日祝とか夜間とかいった規制ではなく、全く全面的に二輪は禁止という規制だ。
これは私みたいな年寄りで、お金の余裕もない、出来るなら四輪よりも安価な二輪で暑さ寒さや雨風を我慢して移動している爺は来るな! と言ってるように感じる交通規制であった。
おそらくは暴走族対策で行った規制であると思うが、せめて平日の昼間帯ぐらいは「良爺ライダー」に走らせるくらいの優しさは無いものかとボヤキながら泣く泣くUターンしたのであった。
しかし、こんなことでへこたれる爺ではない。
翌日、四輪でリベンジした。
昨日の疲れが残っているので大盤振る舞いして高速道路で向かった! (明日の昼はコンビニ弁当・・・)箕面山中もエアコン全開でブイブイ走ったら、あっという間に到着。
駐車場は最初の2時間が500円。以後一時間につき100円。
次は拝観料大人400円。
これでようやく40年ぶりに勝尾寺の境内に立てた。
・・・全く記憶が無い。まるで別の場所に来たような感じを受ける。
最初に見える立派な門。応頂山と書かれてあるが、その裏には『勝王寺』の文字がある。
当山仏法の祈願力は時の朝廷の権力も及ばなかった事から、王に勝つ寺『勝王寺』と清和帝が号したが、寺側は王の字を尾の字に控えたいう。
このことから、門の裏側にだけ『勝王寺』と書かれているのではないだろうか。
境内は階段が多いが、63歳の私でも平気で歩けるくらいの階段。
驚いたのは、境内のあちこちにある休憩所に大きな灰皿が設置されている。
愛煙家にも優しい寺・・・・素晴らしい。
季節ごとに桜、紫陽花、紅葉と美しい境内。らしいが、今日は、紫陽花も終わって花は無い。
花の無い私みたいな今日の勝尾寺だった。
寺の出入り口は花の茶屋という休憩所(売店)となっている。
散策の後は、ここで足を休めるのも良い。
勝尾寺から車でちょっと走ると箕面の滝もある。
そこらじゅうに群れていた猿の姿はどこにもなかった。
昔は車に登ってきたり、女性のバッグをひったくったりして悪名を轟かせた箕面の猿だが、餌をやらないように徹底した効果でお山へ帰ったようだ。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。