千光寺山ロープウェイの口コミ一覧

観光都市尾道市にある、市街地と千光寺山山頂を繋ぐ「千光寺山ロープウェイ」を紹介します。

まず尾道において「千光寺」を語るとき、その意味には幾つかありますのでそれを整理したいと思います。
●千光寺・・・千光寺は広島県尾道市東土堂町の千光寺公園内にある真言宗系の単立寺院。
●千光寺山・・・標高144ｍの小高い山の名前。
●千光寺公園・・・千光寺山中腹から山頂にかけて広がる公園。公園内施設としては「尾道市立美術館」「山頂展望台」「市営プール」「散策路」などがある。
●千光寺ロープウェイ・・・尾道の市街地長江口から千光寺山頂を繋ぐロープウェイ。

今回は千光寺ロープウェイの紹介になります。

運賃＝大人は片道320円、往復500円、子どもは片道160円、往復250円。
運行時間＝15分おきに運航。運行時間は午前9時〜午後5時15分。
※花見の時期や各種イベントの際は運行時間が変更になる場合があります。
アクセス＝山麓駅〜山頂駅の2駅のみ。

全長361m、高低差115m。搭乗時間数分という短さですが、その魅力は、「山道を登らなくて済むという」という体力的な問題ではなく、「向島との間にある尾道水道含めた瀬戸内海の穏やかな海と島の景色」「艮神社の大楠や天寧寺の三重塔、千光寺など神社仏閣」「坂の町尾道の市街地」各風光明媚な景色をゆっくりと上から望むことです。

千光寺山は低い山ですので、登山という大げさなものではなく、私のようなおばさんでも20分もあれば登れますし、ある意味尾道駅からバスに乗って長江口に行ってそこからロープウェイで山頂に行くより、尾道駅近くの裏手から千光寺山に直接上ったほうが、山頂まで早く、コストも掛けずに行くことが出来ます。(尾道駅から長江口まではバスでなくても徒歩10分程で行けます)
しかし千光寺山山麓は、普通の民家が立ち並び、坂道も迷路のようで、(それが坂の町、尾道の魅力の一つです) 徒歩で上る場合、意外にそこから尾道水道や尾道の景観を見るポイントはありません。
そこで運賃は掛かりますが、ゆっくり景色を堪能出来るロープウェイを利用するメリットがあるというわけです。

なので、もし時間と体力が人並みにある場合の、私がお勧めするルートは下記のようになります。
※JR尾道駅が起点です。
?尾道駅から尾道水道沿い(公園のように整備されています)を徒歩で東(市役所方面)へ散策。途中平行して延びるアーケード商店街を歩くのもＯＫ。
?JR山陽線の線路を潜って、長江口へ。千光寺山ロープウェイで千光寺山山頂へ。
?千光寺、尾道市立美術館、山頂展望台と散策。
　※その他にもいろいろな施設や散策路がありますので、お好みでどうぞ。
?千光寺近くの下山路から徒歩で下山。途中天寧寺などの寺社仏閣があったり、路地であったり、おもしろいお店があったりと、坂の町を堪能出来るような体験が出来ます。
?下山路は本当に迷路のようにジグザグの坂道ですが、観光案内の看板が至る所に設置されていますので、道に迷うということはまずありません。その案内に従って尾道駅近くに下山して下さい。

以上です。参考になりましたでしょうか。尾道駅には観光案内所もありますし、観光マップも配布されています。
そして、尾道の地形は大雑把に言うと「南が海(尾道水道)」「北に千光寺山などの山」ですので、観光マップを見ながらだと、道に迷うことはまずありません。また基本的には千光寺山周辺は、市の中心地ですので、おみやげ購入や休憩のための飲食店などに困ることもありません。
ぜひ千光寺山含めた尾道の中心部をロープウェイやバスをうまく利用しながら、徒歩で散策して下さい。

川のように見える瀬戸内海が絶景です。由緒あるお寺も多いです。下から上がると坂が大変なので初めこのロープウエイで上にあがってから降りると楽ですよ。