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別海町の国道244号沿いにある”道の駅おだいとう”は、展望塔と資料館、レストランが併設した建物がある程度の小さな道の駅ですが、日本トップクラスの酪農の町にあるので、売店で販売している地場産の牛乳やチーズやソフトクリームは、味が濃くて絶品ですし、ここで捕れたホタテ入りのハンバーガーはボリューム満点!!わざわざ食べに来る方もいらっしゃるそうです・・・。
3Fの展望塔に登ると、この日は根室海峡を挟んで野付半島や、名残流氷や北方領土の一つ国後島が望めました。
2Fの資料館には、北方領土に関する資料が閲覧できますので、過去の歴史を少しだけ垣間見る事が出来るので、結構感慨深くなります。
また隣接する「白鳥台」は、冬季間の最盛期には、数百羽のオオハクチョウなどが飛来する場所で、鳴き交わしをする姿などが観察できて賑やかです。
更に海上に目をやると、氷の隙間から何かがこちらを向いてました。
「おっ!!」
と思い2分後、また同じ氷の隙間から動物が顔を出しましたが、なんとゴマフアザラシが興味半分!!みたいな感じで挨拶してくれました(笑)
アザラシは哺乳類なので、氷に開いた穴から息継ぎをしに顔を出します。
アザラシは渡り鳥と同じく、冬になると北海道の海に南下してくるので、こう言う風に会える機会が多くなりますが、実は春から秋期間の野付半島への観光船に乗船すると、この付近に住んでいる(国産??)野生のアザラシに出会えるので、きっと驚かれると思います。
特筆すべきは、冬のよく晴れた日の”日の出”は、根室海峡を挟んで”四角い”や”ワイングラス形”など、蜃気楼現象により変形した太陽が見れる日が多い事で有名です。
この日は3月でも気温マイナス10度と冷え込みましたが、既に30人ほどのカメラマンが居た事に驚くと同時に、寒い寒い凍るような朝でも、その熱意に圧倒してしまう様でした。
太陽が水平線上から昇ると、卵型の太陽が昇り始めました。
さらに昇るにつれ、楕円形が8対2の割合で”ちぎれ”、その”ちぎれた”部分が更に細くなり、そのまま対比8の方の太陽が四角くなるか!!!
と思いましたが、この日は海上に厚く細長い雲があり、対比8の方の太陽が、半分雲に隠れてしまったため、ワイングラス形になった太陽を見る事が出来ました。
その間わずか10分ほどの時間でしたが、なんだかとても感動した日の出を見る事が出来ました。
実際私もこんな太陽が見れるとは思わなかったですし、まさにこの時期の、この時間でしか見る事が出来ない神秘的な自然現象で、カメラマンの皆さんも、とても満足そうでした!!!
蜃気楼現象の太陽は、宿泊しないと見るのは難しいですが、例え見る事が出来なくても、ここは北海道の東の果て。
名残流氷に国後島にハクチョウ、アザラシなどの他にも、広大な牧場の雪景色やカラマツ林など、大自然が堪能できる場所ですし、海産物などの食も絶品です。
ぜひ時間をとって、堪能頂けたらと思います。
※道の駅は朝9時から16時(夏季間は17時)まで開店するので、それ以外の時間はトイレしか利用できません。
※日の出時刻は、年末年始が最も遅い6:50頃ですので、それ前後の日は少し日の出が早くなります!!
※蜃気楼現象による変形した太陽は、いつも見れる訳ではありません
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。