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■赤沼バス停(小田代ヶ原への最短ルート)
赤沼バス停は東京都でいうなら品川駅のような場所である。
ハイキングコースの上下を繋ぐ中間地点的役割をもち、小田代ヶ原への周遊バス(片道500円。歩いてもいける)が発進している。
修学旅行のバスが駐車できる広いゾーンがあるため、ここから戦場ヶ原に出かける学生がもっとも多い。
乗車、下車ともにもっとも人数多いバス停ではなかろうか。
■概要
赤沼バス停を拠点とした場合の近場の観光場所はみっつ。
・赤沼
・集合写真撮影場所(修学旅行生ご用達)
・ズミとワタスゲ展望台(6月上旬)
・小田代ヶ原
公衆トイレがあるためハイキング客がほぼ必ず立ち寄る中間地点である。
ここを逃がすと次のトイレは湯元温泉か竜頭の滝である。
■感想
・赤沼伝説
赤沼の水がなぜ赤いのか。
伝説によると大昔に神々戦ったときの流血が残って川が赤いのだとか。
近年は科学的に解析されて「土壌に鉄分が多く含まれているせいだ」というのがはっきりしている。
バクテリアが鉄分を生んでると思ってた。
・釣り人はあちこちにいる
その日の場んでっとさんのゴールは赤沼バス停だった。
赤沼を横目に駆け抜けてると赤沼から釣り人が這い上がってくるところだった。
奥日光は釣りのメッカだ。
まさか赤沼でも釣ってるとは思わなかった。
ちゃっぷちゃっぷ。
魚屋が来てるような全身ゴム素材の服から水がしたたっている。
奥日光ではほとんどの場合がキャッチ&リリースが原則(一部例外あり)。
釣りの解禁は5-9月間のみ。
一か所につき一人、後から来た人は距離を取らなければならない。
そういったルールがある。
2024年の釣り人の姿もあと少しで終わりである。
・修学旅行生
木橋を渡るとき、修学旅行生とすれ違う。
集合写真の撮影場所があるのでそこに移動するところだろう。
あちらは団体なのでスピードは出さない。
場んでっとさんはバスの時間があるので駆け抜ける。
「通りますよ。通りますよ」
と挨拶しながら横を抜けていたら、すっ、とハイタッチの手を出された。
これは素通りするわけにはいかない。
ぱしぃん!
とハイタッチして別れた。
最近の子たちはコロナ禍も落ち着いてフランクになってる。
・赤松茶屋
ご主人の趣味でニッコウキスゲを花壇に植えている。
霧降高原でたくさん咲くが、奥日光でもキスゲを愛でられる機会が得られて嬉しい。
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■三本松バス停(展望台観光)
三本松園地は男体山、太郎山、三ッ岳、山王帽子、 白根山等日光を代表する山々が眺められる。
バスツアースポット的な観光名所。
三本松バス停すぐそば。
■概要
標高1395m。
最長部2㎞の戦場ヶ原湿原の見学スポットになっている。
「三本松園地」 かつては3本の松があったことが由来。
どこらへんが園地なのかよく分からないが広場のことをいってるのだろう。
三本松駐車場からすぐそばに展望台があり、周囲の湿原や山並みを鑑賞可能。
席数豊富なレストランで休憩や自転車レンタルや荷物預けが可能。
駐車場から100m離れた山中でクマ目撃例あり。
単独での近隣の森散策は要注意。
■感想
キッズを中心にソフトクリームやポテトが売れている。
駐車場で祖父母と孫がもぐもぐしてる。
花より団子らしくて、山景色より飲食に集中してる姿が見られる。
駐車場の裏手に男体山の集団撮影台があるが誰も使ってない。
もったいないことですよ。
肝心の展望台は思ったよりも横の視界が狭い(奥行きならある)。
もっと広々とパノラマ風景を想像していた。
木々が多くて湿地帯2㎞の広さは感じられにくい。
これならバスの車窓から見た景色の方が広大さを感じられる。
木道があるのでそちらを歩くとちょっとだけ戦場ヶ原の湿原気分が味わえる。
やはりハイキングコースに入らないと戦場ヶ原の広大さは満喫できない。
ここだけを見て「戦場ヶ原ってこんなものか」と納得するのはもったない。
光徳入り口らへんから是非ともハイキングコースに入ってみてほしい。
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5名が参考になると回答しています
■光徳入り口バス停(アシ原の観光)
4年ぶりにアシ原にやってきた。
久しぶりにやってきたら記憶と違って緑に生い茂っていた。
秋と夏とではだいぶ景色が違う。
■概要
バス停、光徳入り口下車。
アシ原にもっとも近いポイントである。
緑豊富な樹林を抜けると開けた空間に出る。
そこがアシ原。
野鳥が集うバードウォッチングのメッカである。
■感想
あいにくと天気は曇り。
バトルフィールドな感じがしてこれから一波乱ありそうな雰囲気マシマシ。
大蛇と大ムカデの決戦地は中禅寺湖だとか二荒山のところだとかいろいろ言われてる。
このフィールドも決戦場の一つであろう。
戦場ヶ原の名前の由来となったのは水利を巡った大蛇と大ムカデの戦いである。
川も湖も乏しい赤城山の主である大ムカデが中禅寺湖の水を盗むことに成功。
片手ずつポイポイと赤城山に水を投げてできたのが大沼と小沼。
「水返せや!」
と男体山の主である大蛇が激オコで赤城山に取り戻しに行ったら返り討ちにあってボコボコにされる。
あかん。
このままではまた水を盗まれる。
最悪は中禅寺湖を占領される。
危機感を持った大蛇は血縁者(山に住んでる蛇たち)に協力を呼び掛けた。
さらに奥州に残してきた親戚(人間の血が混じってる。弓狩やって生計立ててるほぼ人間)にも声かけて最強の布陣を整えた。
「また盗みに来たらぶちころしたらあ!」と全面戦争の布陣を取ったのだ。
結果は大ムカデが負ける。
神様同士の取っ組み合いになったところで狩人が弓矢で大ムカデの急所の左目を射抜く。
これが勝敗が決したのだ。
目を射抜かれた大ムカデは群馬に帰って温泉を掘りだす。
これが老神温泉。
奇遇なことに老神温泉も行ったし戦場ヶ原も湯元温泉も行った。
伝説と関連ある温泉地をそれぞれ制覇して気分がいい。
しかし老神温泉の地に行くと大ムカデではなく大蛇の神様だった。
地域によって姿が異なるようだ。
神話や伝説は場所によって姿が変わるねえ。
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28名が参考になると回答しています
夏だ。
避暑地、奥日光の戦場ヶ原を歩こう。
とにかく涼しい。
超おススメ。
■概要
湯元温泉フリーパス(3500円。2日間有効)を利用すると戦場ヶ原ハイキングのルートが開く。
理想的な時間帯は朝9時-15時でのハイキングがクマ遭遇率低い。
120号線の戦場ヶ原ハイキング関連のバス停留所は以下の五か所である。
一番上から下まで大体で6㎞ぐらい。
●湯滝入り口バス停 ★ハイキングコースの一番上
●光徳入り口バス停 途中からハイキングに入れる地点
●三本松バス停 ★展望台だけ。ハイキングコースじゃない。
●赤沼バス停 途中からハイキングに入れる地点
●龍頭の滝バス停 ★ハイキングコースの一番下
上記の各バス停を拠点に戦場ヶ原観光するとよい感じ。
一日で5バス停を制覇して見物してもいいし、ハイキングコースに入ってもいい。
■感想
●6月は修学旅行シーズン。梅雨の合間に観光客も多い。
4年前に友人らといった戦場ヶ原ハイキングに今回は単独で挑むことにした。
クマ遭遇を懸念したが湯元温泉のホテルが修学旅行シーズンで朝からワイワイガヤガヤ。
「これはいける!!」と確信したのでコースに飛び込むことにしたのだ。
予想通り、戦場ヶ原はある程度キッズだらけだった。
・初日、湯滝入り口バス停から小田代ヶ原と戦場ヶ原展望台(西)を経由して赤沼バス停がゴール。
・二日目、光徳入り口バス停から戦場ヶ原展望台(東)を経由して赤沼バス停へ。
クマ遭遇率が高いであろう龍頭の滝ゾーンはパスである。
霧降高原の階段での筋肉痛が辛いが事故も事件もなく無事コース完了。
二日かけてほぼコースコンプリートとしてきた。
光徳から赤沼までは70代超えとおぼしき観光客もマイペースで往来してて歩きやすい。
梅雨の合間で小雨が降ったりもしたけど景観はおおむね満足。
高地特有の涼しさと深い緑でとても爽やかなハイキングだった。
紅葉シーズンの方が人が押し寄せるらしいが日光と奥日光は避暑地。
暑いシーズンほどその涼しさの恩恵が受けられる。
青い空と湿地の美しさ、プライスレス。
●東武バスのデジタルチケット導入ためしてみた
東武日光駅や鬼怒川駅の営業時間でないとお得なフリー切符は購入できない。
前売りしてないので当日券のみである。
時間MAXハイキングを楽しみたいことを東武観光の窓口で相談したらアプリ薦められた。
ジョルダンのモバイルチケットなら深夜でもpaypay払い出来る。
さっそく導入してみた。
・メリット
始発からバス乗れる!
これが一番大きいメリット。
・デメリット
電波通じない場所があってアプリ起動しない。
乗車時と下車時に見せないといけないが、モタモタして運転手いらいら(仕方ない)。
下車時にアプリ起動見せられればOK!
電波通じなくて初めは焦ったが、下車時に見せると通達したら対応してくれる。
アプリ起動時に電源を食う。
写真撮りまくってたら10%切って焦った。
電源切れたら現金支払いのみ。
●湯滝入り口バス停
戦場ヶ原のハイキングは上から下に行くと行程が楽ちん。
下から上に行くとのぼり坂道ばっかりで体力消耗してきつい。
基本は上から下に行くのが望ましい。
湯滝入り口はレストハウスの裏が戦場ヶ原ハイキングのスタート地点でゴール地点である。
初心者はここをスタート地点にして120号線の各バス停に出るハイキング計画が望ましい。
●光徳入り口バス停
出入口は地味で初見さんは戸惑うかもしれないが戦場ヶ原アシ原への最短ルートである。
アシ原まですぐそこだ。
分からなければgooglemapとGPS見ながら歩けば入口わかる。
パンフレットの風景でよくある景色が見学できるので一番大人気。
おすすめ。
平日でも野鳥観察の人たちがいてクマにおびえず安心。
葦原で引き返してもいいし、泉門池(いずみやどいけ。湧き水の池)まで歩いてもいい。
色々なコースに続く自由度の高いスタート地点。
●三本松バス停
三本松茶屋が広い駐車場とデカい食堂を備える観光バスのメッカ。
ハイキングコースではなく、いわゆるバスツアーで周遊するポイントのひとつである。
戦場ヶ原展望台が往復10分圏、山と湿地が望める風光明媚な観光場所。
駐車場からは男体山が望め、集団集合写真を撮影するポイントもある。
ソフトクリームがおいしい。
●赤沼バス停
日光修学旅行生が近くの赤沼情報自然センター駐車場から徒歩で展望台に向かうことが多い。
一般のハイキング客はゴール地点にすることが多い。
上にも下にも行きやすい京浜東北線品川駅みたいな存在。
ハイキングコースは上にも下にも行けて、120号線から小田代ヶ原に最も近い。
片道500円出せば低公害バスが小田代ヶ原まで運行している。
要時刻表チェックである。
戦場ヶ原のワタスゲ群生地「湿原の白い絨毯」にもっとも近い。
見ごろはGWあたり。
赤沼茶屋は三本茶屋よりも小規模な飲食店で昭和の雰囲気が溢れると大好評である。
公衆トイレがあるので近くハイキング客がほぼ必ず立ち寄る。
●滝上バス停
龍頭の滝を観光するならおすすめは滝上バス停からの観光である。
急な階段を上るのはキツイが下りるのはらくちんなのだ。
戦場ヶ原ハイキングコースに入る場合は湯川に沿った未舗装の道を上に行けばよい。
GPSと照合すると人が踏んだルートがついてるので「ここだな」というのがすぐわかる。
ずっと坂道。
キツイ。
戦場ヶ原を流れる湯川の景観が一番美しいコースで人気。
パンフレットにもよく使われる景観。
龍頭の滝バス停から歩くのがだるい場合に階段ショートカットできて地道にありがたいバス停である。
●龍頭の滝バス停
戦場ヶ原ハイキングのスタート地点にしてゴール地点である。
茶屋の裏手から湯川に沿って龍頭の滝を観光しつつハイキングコースに入る。
googlemapとGPSを駆使したらコースは把握可能。
戦場ヶ原ハイキングコースの一番下のバス停でスタート地点として難易度は一番高い。
赤沼までずっと上り坂道の笹薮でキツイんですけどおお?!
茶屋付近で毎日クマ出没しており周辺で潜んでる可能性高い。
駐車場付近を毎日うろうろしてるそうだ。
やだもう。
以上
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戦場ヶ原 ヨシの原。
ヨシ=アシである。
人は考える葦である、のあのアシ。
悪しを転じて良しとした植物の草原。
アシはお金という意味もあるので場んでっとさんはアシの呼び名の方が好きだ。
アシは何度倒れても折れることなく、何度でも立ち上がるのだ。
この日、場んでっとさんたちパーティのラストバトルのステージにふさわしい原っぱであった。
■概要
湯ノ湖に通じる湯滝の道が封鎖になっている。
湯滝分岐点から湯ノ湖に行きたければ120号線に出るしかない。
その120号線に出るための道の途中にあるのがこのヨシ原。
夕食に間に合うかどうかの瀬戸際の疾走バトルが始まる。
最後まであきらめない心、大事。
ヨシは根からほかの植物の成長を阻害する物質を発してその一帯を独占状態にする特徴がある。
荒川沿いでもおなじみの植物だが、周囲に山があって見渡す限り同じ植物だと立派に見える典型。
編むと丈夫なカゴとか作れる。
■旅の思い出
小田代ヶ原でパーティの面々が「バス乗りたい」と申告する中、場んでっとさんの弁舌が冴えた。
私たちの時間的余裕はもう二時間もない。
湯ノ湖までの残2.4kmは1時間あれば余裕のよっちゃん。
小田代ヶ原地点のバス停の時間表もみつからない。
しかも路線が異なるので2本は利用しないと宿には帰れない。
バスに乗ったら夕食には完全にありつけない。
徒歩が確実に食事に間に合うのだ。
力説した。
パーティの面々は納得してくれ、根性出して徒歩で帰ることになった。
が、湯ノ湖に通じる道が途中でふさがれていた。
ががーんがーんガガリーンである。
直線で宿に帰れない。
さらに、120号線に大回りしたら徒歩では絶対に間に合わない。
「120号線に出たらバスに乗りましょう」
「(うんうんうんうん)」
タイミングよくバスに間に合うかどうかは賭けである。
私たちは賭けに出た。
夕食の時間に間に合うかどうか、この戦場ヶ原ヨシ原が決死の行程となった。
ホテルは時間に間に合わなければ無情にもご飯を片付けてしまう。
ホテルとはそういう約束になっている。
疲れてしょんぼりしていた三人目が覚醒した。
道が封鎖されて火がついたのだ。
「このヨシ原知ってますか?!(地図がさがさ)」
「知ってます!来たことあります!バス停あります!この先!!」
リーダー発揮、先頭を走りだす。
パーティの面々はアヒルの雛のごとくちょこちょこと付いていく。
急げ急げ。
ヨシ原の果てが見えない。
もしかしたら夕食と引き換えになるかもしれない景色である。
この途方もない景色が我らを苦しめる。
素晴らしいと思うか、憎らしいと思うか。
よく分からないがテンションが上がる。
ラストバトルのステージになんともふさわしい壮大さである。
広いわ。
この広さが同時に絶望感をかもす。
間に合うんだろうか。
バス停についても徒労に終わるかもしれない。
我らパーティは夕食のことで一致団結、心はメシで一つになった。
諦めることは許されない。
希望がある限りは走るのだ。
最悪は非常食に持ち歩いているメロンパンとスティックパン、5個入りクリームパンを分け合って夕食だ。
自販機でビール買ってロビーで乾杯して飲もうではないか。
あ、コロナ禍だから会食はダメか。
ナップザックをざくざく鳴らせて走っているうちに植相が変わる。
ヨシ原を抜けた!
木立ゾーンに入る。
バスは平地でなければ走れない。
低木、灌木、笹原と、平地に近づけば近づくほどゴールが近い。
ラストスパートで三人目の姿が目の前から消えた。
追いつけない。
まだこんなに体力があったのか!!
驚愕である。
「バスに間に合ったら止めとくからー!!」
遠くから声が聞こえる。
能ある鷹は爪を隠していやがったのだ。
疲れを微塵も感じさせない走りである。
なんとも頼もしい。
急げ急げ!
急げ!
ざざっと横スライドして120号線に到着。
先に到着した三人目がバス停の時刻表を確認しようとしていた。
ぶろろろろーー。
そこにバス登場。
なんともいえないグッドタイミングである。
「マジか!!!」
「ありえん!!」
「最高だな!!」
「こんなことってあるのか!!」
口々に興奮で健闘をたたえ合う。
バチバチのハイタッチである。
■感想
「まるで学生時代に戻ったようだった」
夕食時(透明シートと除菌剤で三密回避)に三人目が旅の感想をこう述べた。
あのバスに乗れなければこうやって酒の杯を傾けていることもなかっただろう。
奥日光の旅は初めてであったが、何が記憶に残っているかと言ったらこのタイムトライアルの疾走であったろう。
天国と地獄の分かれ目である。
成功したらよかったものの失敗したら私たちは互いにいがみ合い、責任のなすりつけによる地獄絵図と化したかもしれない。
ほんの1分弱の違いが分け目となったのだ。
私たちのバトルのステージになった戦場ヶ原も大蛇と大ムカデの決戦の地であったという。
圧勝ということはなく、何日にもわたる攻防であったというからやはり分け目はわずかなものだったのかもしれない。
ワイン旨い旨いとガブガブ飲みながら楽しかったのでまた来たいなあと思ったのだった。
そのときもまたきっと走ってるだろう。
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201名が参考になると回答しています
戦場ヶ原が何かというとその一帯の地名である。
有名なのは広大な原っぱ(湿原。沼)。
景観が良いのでもてはやされている。
しかし、散策路も含めて戦場ヶ原である。
そこもかしこも戦場ヶ原。
■概要
有名どころは120号線の三本松バス停からの戦場ヶ原の景観であるが、あえて外す。
大本命は小田代ヶ原である。
地形的にも植物相的にも、戦場ヶ原と小田代ヶ原はほぼ同一で間違いないであろう(マップがさがさ。
ならばなぜ名前が違うのだろうか。
分けている理由があるはずだ。)。
三人目の道連れが「小田代ヶ原への道を知っている」と言うのでこの機会を逃がす手はない。
120号線沿いはソロでも歩ける。
初心、行程に危険度が増す道のりは先導者がいる複数人で挑むのがセオリーだ。
赤沼から小田代ヶ原(鹿よけネットのポイントを目指す)に抜ける散策路の途中で戦場ヶ原のビュースポットを発見、休憩することにしたのであった(これはマップには載ってない)。
■感想
今回のパーティはコロナ禍を恐れない命知らずばかりが揃ったと思ったがそうでもなかった。
ここ戦場ヶ原のビュースポットは多数のベンチが用意されている。
我がパーティはそれぞれが別のベンチに座り、あまつさえ顔を向ける方向を違えるという気づかいようを見せていた。
地味に感動した。
場んでっとさんもそれに倣う。
まだ電波はかろうじて届く。
夕飯までのリミットはあと2時間20分。
三人目がじりじりと時間を気にしている様子が伺える。
ここらのバスは本数が少ない。
バスで帰れるかどうかぎりぎりのぎりになってきた。
休憩しながらマップを確認するとあと少しで小田代ヶ原である。
時間にして20分もあれば十分だろう。
戦場ヶ原と小田代ヶ原はとても近距離だ。
さてさて、帰りの行路を確認しようか。
全行程を完歩しようと野望を持っている場んでっとさんはgooglemapで恐ろしいものを見つけてしまう。
小田代ヶ原にバス停がある。
これに気づかれると、三人目がバスを使って離脱する可能性が高まってきた。
やばい。
楽しいハイキングがそろそろ終わってしまう。
写真映えするので戦場ヶ原は人気スポットだが綺麗な場所ばかりではない。
ほぼ荒れ地のようになっているビュースポットは生態系が良く見て取れる。
このあたり、つる植物がほぼない。
つる植物は自然界のカサブタと呼ばれ、荒廃した場合にいち早く茂るのだ。
なんでつる植物生えてないんだろうなあ。
また湿地帯であるのに地面が凄く乾いてる。
ササ(水をとても吸収する。からっからっになる)があるせいもあるが、元湖だけが湿地として活躍している、という理解でいいのだろうか。
湿地は一面ススキばかりが見える。
アシが生えているのかよく分からない。
(写真拡大したらススキじゃないずら!!茶色の丈の長い草はアシだ!!)
機会があればもっと近くで見てみたいものだ。
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竜頭の滝から散策路を歩いて120号線沿いの戦場ヶ原(赤沼地点)に赴く。
目的はトイレ休憩である。
戦場ヶ原(元は湖)はでかい。
ビューポイントは複数ある。
120号線沿いからは男体山と湿原が望める。
■概要
ふらふらと都内を散策して回った知識と体験がここで生きる。
竜頭の滝から戦場ヶ原に行くまでのササ薮、これはニッコウザサではないだろうか(親指と人差し指でつまむ)。
ニッコウザサは練馬の名士、植物博士の牧野富太郎氏(名誉東京都民。高知出身者の名誉は東京がいただく。)が命名したものである。
牧野博士は12子の子だくさんにして小学校中退でありながら理学博士、そして94歳で大往生の偉人である。
練馬の牧野富太郎植物園に行ったから縁があるのだ。
牧野先生、牧野先生の足跡を感じます。
たぶん、ニッコウザサ。
ニッコウザサじゃないかな。たぶん。
分からない。でもそうだといいな。
おそらくは初めて見た感じ。
(ササの区別なんかようつかない)
■感想
三人目のメンバーがクマよけの鈴を持っていたため巡礼信者のようにちりんちりん鳴らしながら赤沼茶屋に到達した。
この行程はすれ違う人も少なく、ソロ客が多い印象である。
クマ注意の看板もあったし、ラジオかクマ鈴がないと心もとない。
喋り続けるのは体力がいる。
ここまでの道のりはまだ電波が入る。
戦場ヶ原はどでかいので一帯全部がどこでも戦場ヶ原である。
ビュー名所は各地にある。
「あ、ここ素敵?」となっても広大過ぎてピンポイントを外したりたどり着けない可能性が大きいので期待はあまり持たない方がよいかもしれない。
本来ならば湯ノ湖から120号線を下って戦場ヶ原に到達する予定だったが三人目の提案によりこのコースになったのである。
竜頭の滝から写真を爆撮りしつつゆっくり歩いて1時間半。
このペースでは夕飯に間に合わないのが明白となった。
固い表情の三人目がぼそっと
「自分は途中で外れます。バス乗ります」
と呟いたのを場んでっとは聞き逃さない。
夕飯への危機感がダダ洩れである。
絶対に逃がさない。
このコースを歩くのは初めてだ。
先導がいなくなってどうするつもりでしょうか。
場んでっとさんが三人目に地獄まで付き合ってもらう決意を持った瞬間である。
逃がさない。
ぎりぎりのぎりぎりまで付き合ってもらう所存である。
戦場ヶ原は元は湖。
あとから草が生えてきた湿原だ。
平らになっているところはどろどろの沼地なのだろう。
背の高い植物が生えづらく、そのため景観が良くなっている場所はヤバいのだ。
入ってはいけない。
最悪は沈む。
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日光の中禅寺湖より更に奥に、戦場ヶ原という広大な湿地があります。
「湯川」沿いに”戦場ヶ原自然研究路”の木道が整備されているので、6〜8月は様々な高山植物を愛でる事が出来ますし、紅葉は10月初め頃から始まりますので、散策するほどに、奥日光”戦場ヶ原”の自然や人工音の無い静けさを満喫する事が出来ます。
今回は紅葉が終わった時に訪れたので、すでに戦場ヶ原の植物は枯れ、一面茶色い原野でしたが、青空の下、澄んだ空気の中の戦場ヶ原は、それだけで胸が透くような場所でした。
木道沿いに沿って、まるで飲めそうなほど美しい”湯川”の流れは、歩きながら眺めているだけで心地よく、またマガモなどが遊んでいましたが、自然に倒れた木もそのまま残っており、さらに倒れた木から、新しい木が更新している姿も見る事が出来ました。また沢山の小鳥も居るので、葉が落ちたこの時期はバードウオッチングにも最適で、双眼鏡を持った観光客の方もいらっしゃいました。
※ちなみに5〜9月は、渓流魚釣りが楽しめる川です。
更に木道を進むと展望台があり、広々とした戦場ヶ原や男体山などを愛でる事ができます。
嫁さんも、余りにも清々しい戦場ヶ原の風景や静けさに、思わずバンザイする姿も・・。
既に広葉樹の紅葉は終わってましたが、カラマツは黄金色に黄葉していたので、それが太陽の光に当って、さらに金色に輝いていました。
特筆すべきは、朝の早い時に訪れると、朝霜がカラマツの黄葉に付着しており、それが昇ってきた朝日に輝き、それはそれは幻想的な風景を醸し出していました。
太陽が昇るほどに、黄葉に付着した朝霜が溶けているようでしたが、その朝霜が冷気か靄のようになり、カラマツ林に白く浮かび上がっていました。
この時期の朝しか見れない、特別な風景を堪能できましたが、戦場ヶ原は、この様な自然現象が見やすい場所だそうで、沢山のカメラマンがシャッターを押していました。
今回は晩秋に訪れましたが、次回は是非高山食物が咲き誇る時や、紅葉の時に訪れたいと思いました。
また戦場ヶ原自然研究路は、更に中禅寺湖や湯の湖など、各名所まで繋がっていますし、トイレや売店なども場所ごとに整備されてますので、事前に地図を元に、散策路を検討されることをオススメします。
※JR日光駅・東武日光駅より湯元温泉行き約50分「三本松」下車
・無料駐車場有
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