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水琴窟の澄んだ音色...と、みどり眩しい洛北の新緑を愛でに!
2121年 4月23日(金) 天候:晴れ
春の一日、京都・洛北に若葉“もみじ”が眩く映える❝圓光寺❞をたずねました。
当寺の正式名は【瑞厳山 圓光寺】と号し、臨済宗南禅寺派に帰属する寺院で、ご本尊には≪千手観音像≫が祀られています。
このお寺は、慶長6年(1601)〚徳川家康公〛が教学の発展を図るため「山要元佶」禅師を招き入れ、伏見に圓光寺 を建立し、学校としました。
そのご、寛文7年(1667)に現在の地に移されたのですが、明治維新で荒廃し、その後、尼寺専門道場として再興されました。
現在は、南禅寺派の研修道場として座禅会などが開かれているお寺だそうです。
訪れた日、『山門』をくぐる...と、石畳がつづく参道の両脇には色鮮やかな“牡丹”の大輪が咲いていました。
咲き並ぶ“牡丹”に縁取られた石畳の参道をたどり、階段を上って行きました。
〖本堂〗に向かう途中、白砂を敷きつめた枯山水の庭『奔龍庭(ほんりゅうてい)』が、目の前に広がりました。
白砂を雲海に見立て、突き上げた石は龍の背びれや稲妻に見せるなどオリジナリティ溢れ、現在風にアレンジ作庭された枯山水に目を奪われました。
『奔龍庭』を愛で先に進むと、書院前に盃型の大きな水瓶が目につきました。
楽しみにしていた水琴窟です!
近づき、水瓶の水を垂らし、備え付けの竹の先に耳をあてると、カランコロン...と、澄んだ音色が聴こえてきました。
その水瓶の上には季節の草花が飾られていて、その日は“白山吹”の花がオシャレにあしらわれていました。
書院の入口から建屋つづきの〖本堂〗にお参りし…そして、書院の間に進みます。
朱い毛氈が縁側に敷き詰められた書院の間から鑑賞する『十牛之庭』は、禅の修行を行う過程を十個の牛になぞられて表現する『十牛図』に基づいて作庭された池泉回遊式の庭園です。
書院の間に正座し、額縁の中の絵のように美しく映える庭園を心静かに眺めている...と、爽やかな風の音にまじり小鳥の囀りが庭の奥から聴こえてきました。
書院を出て、緑豊かな庭園をめぐります。。。
一面に生える杉苔に、覆う緑の枝葉の隙間から柔らかい木漏れ日がさし込む『十牛之庭』をめぐっていると、この時期ならではの素晴らしい景観に出会い時々足をとめ見入る事がありました。
静寂の小径を‘ゆっくり’...と、進みます。。。
暫く進むと、少し奥まった処に竹林が見えてきました。
この竹林は、応拳竹林と呼ばれており円山応拳が好んで訪れた場所とされており、若竹が林立する裾にはニョキニョキと、可愛い竹の子が顔を覗かせていました。
竹林をたどる小径に吹き抜ける風が…優しい葉擦れの音を奏でていました
起伏に富んだ散策の小径を進んでいると、若葉の“もみじ”に抱かれた«鐘堂»が佇んでいました。
堂の中には、趣のある見事な鐘が吊ってありました。
«鐘堂≫を過ぎ∼・∼少し急な階段を上った高台に、〚徳川家康公〛を祀る東照宮の建屋が佇んでいました。
高台を少し進むと京都の街並みが見渡せる展望台が設けてあり、暫くの間遠くに望む街並み眺めていました。
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坂道を下り、眩しい緑が織りなす『十牛之庭』を振り返り眺めながら石畳の参道を戻って行きました。
季節ごとに違った美しさを魅せるお寺【圓光寺】の新緑に染まるこの季節を訪ね観て、季節が彩る『十牛之庭』の素敵な景観を楽しませて戴きました(*^-^*)
※ 圓光寺の無料駐車場へのアクセス
道幅も狭く交互通行が困難な場所にあるお寺です。
よって、カーナビのマップコードを記載しますので気をつけてご拝観ください。
圓光寺駐車場マップコド:7 770 057*48 (約20台駐車可)
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。