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長閑な里山に君臨する一本桜❝又兵衛桜❞を愛でに!
4月6日(土) 天候:晴れ
枝垂れる桜が流れ落ちる滝のように見える事から
【本郷の瀧桜】…❝又兵衛桜❞の愛称で親しまれています。
気まぐれな春の天候に翻弄されながら満開に咲く【瀧桜】を楽しみにし、早朝の大和路を走り続けます。
里山の道沿いに咲く“桜(ソメイヨシノ)”は、まだ2~3分咲きの状態でした。
少し不安を感じながら車を走らせ~・~駐車場に・・・そこには既に多くの車が並び、川沿いの散策路は大勢の人たちで賑わっていました。
誘導員の指示で、空いている駐車スペースに車を止め、眺めた景色は…満開に咲き誇る❝又兵衛桜❞の美しい雄姿が目の前に飛び込んできました。
四年ぶりの再会...です!
早速、三脚を手に持ちリュックを背負って撮影のベストスポットを探します。・。
川沿いの散策路を上流に向かい進みます。
小さな川を隔てた対岸は石積みの護岸が段々に設けられ・・・その雛壇に咲く“菜の花”や、背景を華やかに彩る“花桃”たちが凛々しい姿で咲き誇る❝又兵衛桜❞をいっそう際立たせていました。
また、黄色い“ラッパ水仙”の花々が散策路沿いの緩やか斜面に可愛く咲き・・・訪れる人たちの目を楽しませていました。
小さな小川に架かる?さくら橋?を渡ると、維持管理に必要は協力金を募っておられました(任意...です!)
「大事に育てられている【瀧桜】の管理・・・そして、散策路や休憩施設を利用させて頂くお礼に100円/人は十分に価値ある対価だと思います」…私達...は!
少し進む...と、広場に仮設テントを張り、地産の野菜を直販するコーナーや、❛おでん❜を販売するお店が並び、周辺には色鮮やかな“花桃”や白い“モクレン”の花が咲いており・・・その先には❝又兵衛桜❞の雄姿が見えています。
川沿いの散策路を進み❝巨桜❞の下に辿り着きます。
真下から見上げ眺める姿も一味違った趣を感じさせてくれます。
石垣から張り出し、垂れ下がる【瀧桜】を一巡できる散策路が設けられているのです...が、道幅が狭く急な坂道で足を滑らせたり、転ばぬように注意しながら散策を続けます。
高台まで上り詰めると、紅色に染まった“花桃”の向こうに薄紅色に花弁を広げた❝又兵衛桜❞の美い背面を眺め観ることができます。
よく見る...と、多くの巨大桜によく見られる添え木が一切使われておらず・・・自らの太い幹と枝で凛として佇み、幾年を重ねても今尚優美に花を咲かせる❝又兵衛桜❞の姿は立派...と、いう一言に尽きます。
【瀧桜】を一巡りし、石垣の裾に降りてきました。
石垣と柵の間・・・その斜面には野花が咲き、多くの?つくし?たちが❛二ョキニョキ❜と可愛い顔を覗かせていました。
上空を見上げると、逆光に透過し、煌めく一本桜の光景がとても美しく・・・❛パチリ❜...と、一枚撮ってみました。
「午前の早い時間帯でしか撮れないのですよ...と、プロのカメラマンらしき人が言われていました」
樹齢300年余り、雨風雪に耐えしのぎ、薄紅色に染め上げた花びらを無数に開かせ、美しい姿を毎年この時期に多くの人たちを楽しませています。
余談です...が./.
日本の三大巨桜(枝垂れ桜)の一つに数えられ・・・東の横綱≪三春瀧桜(福島県)≫に対し、西の横綱【本郷の瀧桜❝又兵衛桜❞】と、呼ばれているのだそうです。
時間と共に、花見の観客も多くなってきました。
戻りの散策路を進み、振り返り眺めた❝又兵衛桜❞と、三分咲きの“桜(ソメイヨシノ)”をカメラに撮り収め帰路につきました。
穏やかな春のひと時...を、「かみさん」と共に楽しく過ごす事が出来ました(*^-^*)
追記
見頃(満開)の時期は年により違います。
開花情報を参考にし、訪ねて観ては如何ですか?
『百聞は一見に如かず...ですょ!』
アクセス
公共交通機関:近鉄「榛原駅」〜大宇陀行き直行バスが1時間に1~2本出ているそうですが、バス停から徒歩で20分程度かかるそうです。
車:「大阪及び名古屋方面」からは、名阪国道(針IC)から国道365号線を榛原方面に〜国道166号線を経由で大宇陀地区に入れば、要所に案内看板が掲げてあります。
駐車場:3か所・・・500円/台(普通車)です。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。