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「関東地方の湿原は???」
と聞かれると、尾瀬が余りにも有名ですが、尾瀬よりもさらに標高が高く、それでいて余り知られてない”鬼怒沼”と言う湿原がありますが、鬼怒沼は、訪れた皆さんが一様に、
「また訪れたい・・。」
と言われる秘境の湿原です。
”鬼怒沼”の入口にあたる”女夫渕(めおとぶち)”駐車場から、10月の紅葉に染まる山々を歩いたり、山肌を流れる高さ数十メートルの滝を眺めたり、最後は”シラビソ”などの針葉樹林帯を抜けると、パッと「天空の庭園!!」とも言われる、標高2000m余りの高地にある”鬼怒沼”に到着します。
澄んだ空気が真っ青な空を作るのか、真っ青な空が澄んだ空気を作るのか、素晴らしい絶景と人工音が全く聞こえない別天地は、訪れた観光客の皆さんが、その瞬間に驚き、心奪われる気持ちが分かります。
”鬼怒沼”と言う名前から、大きな沼があるイメージがありますが、実際は遊歩道を歩くほどに、沢山の”池塘(ちとう)?と呼ばれる小さな沼が点在する大きな湿原で、その池塘が”鬼怒沼”の風景に花を添えています。
少し大きめな池塘で、風がおさまるのを待っていると、頬に当たる風が無くなりました。と同時に池塘が水鏡になり、背後の山々や木がくっきりと映り、まさに反転世界がそこに現れました。
近くで写真撮影してらっしゃる方が
「今日はとても素晴らしい絶景ですね・・。」
と独り言のようにおっしゃられました。
今まで数度”鬼怒沼”を訪れてらっしゃるそうで、続けて、
「秋は空気が綺麗で最高ですね」
と話されました。
自然に会話がしたくなるのも、この”鬼怒沼”の絶景を眺めて共感しているから・・。
と思いますが、それだけでも、秘境”鬼怒沼”を訪れた甲斐があった感じがします。
更に池塘に輝く太陽の光を撮ると、朝ならではの水鏡の景色が映りました。
遊歩道を歩く観光客や空を流れる雲も、イイカンジに”池塘?に映り、”鬼怒沼”の景色を引き立ててくれますが、それにしても心癒されるこの絶景は格別です。
一面の草モミジに染まる遊歩道を歩き、途中のベンチで、コンビニで買ったおにぎりやお茶を飲みますが、ひと味もふた味も違う気がするのは、まさにこの絶景を眺めているからこそ!!!
また尾瀬に比べ、格段に観光客数が少ないのも魅力で、それだけでも得した感じに思えますが、この絶景の中で、ユックリマッタリ過ごす事が出来るのが、鬼怒沼の魅力を更に高めている一番の要因かもしれません。
10月は一面の草モミジの”鬼怒沼”ですが、6月からは高山植物が咲き乱れ、今とは全く違う世界が広がるそうですが、是非そんなお花畑になった”鬼怒沼”も見たい!!と思いました。
鬼怒沼からの下山途中にも、奥鬼怒温泉での日帰り入浴(500円から)が可能です。
大自然に囲まれた乳白色の秘湯は格別で、”鬼怒沼”での疲れが吹っ飛びますので、是非温泉(強くオススメ)も含めて、訪れて頂きたい秘境です。
○アクセス:女夫渕〜奥鬼怒温泉街〜鬼怒沼(徒歩片道4〜5時間)
※野岩鉄道線:鬼怒川温泉駅か川治温泉駅より女夫渕行きバス「女夫渕」下車。(バス本数少のため、往路か復路で川俣温泉街か、奥鬼怒温泉街などで宿泊が必要です)
・車は、無料の女夫渕駐車場まで。
・食料などは、川治温泉やそれ以前で購入が必要です。女夫渕以後、売店などはありません。トイレは女夫渕、以後は奥鬼怒温泉街(有料)しかありません。
・標高2000mの高層湿原ですので、それなりの雨具などの装備は必需品(重要)です。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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