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ジョン一郎さんの院内銀山異人館に対する口コミ

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ジョン一郎さんのクチコミ
2018年07月14日に投稿されました。
院内銀山異人館
2階 歴史資料展示室
異人館跡
院内銀山三番共葬墓地
金山神社
御幸坑
御幸坑
正楽寺跡
湯沢市のJR奥羽本線 院内駅と併設する「院内銀山異人館」と山中にある「院内銀山跡」を観光してきました。

院内銀山異人館の見学料金は大人320円、中学生以下は210円です。
入るとまず1階でビデオ鑑賞です。院内銀山のことはほとんど知らずに来たので、ビデオの内容はとてもためになりました。
2階の歴史資料室へ。模型や写真の展示物で当時の院内銀山がいかに栄えていたかを知ることとなりました。現在の銀山跡に行ってみるとそのギャップがすごいです。
銀山の資料の他にもこの地域で発掘された縄文時代早期の土器やジオラマも展示されてました。

院内銀山異人館から国道108号を由利本荘市方面に向かうと「院内銀山跡」への入口があります。
道は狭く、両脇は草木に覆われ、雄物川の源流が流れる山中にあります。
昔ここに人口1万5000人もの鉱山の街があり、栄えていたとはとても思えない、現在の院内銀山の姿を目の当たりにすることになります。
入口付近に絵地図が描かれた案内看板があるので、それを頼りに奥へと進みました。

まずは「異人館跡」。明治時代に招いたドイツ人技師が住んだ洋式住宅があった場所です。現在は石垣と石段が残るのみです。
その他にも小学校跡や当時11もあったお寺の跡があるのですが、現在残ってる建物は「金山神社」くらいです。

1606年に発見され1954年に閉山するまで多くの鉱山労働者で栄えたこの街。その凄さを一番感じたのが「院内銀山三番共葬墓地」でした。
鉱山労働者は短命で、共葬墓地に葬られてきたのは三千余柱と推定されているそうです。墓石に彫られている年号は古いもので1748年のものもあるそうです。
その数と静かすぎる雰囲気には怖さも感じますが、墓石は立派なものが多く、当時の労働者は皆裕福であったことがわかります。寿命と引き換えに大金を稼ぐ、そんな場所だったんですね。

地図にはもっと先まで描かれてましたが、現在歩ける行き止まり付近に「御幸坑」があります。
苔むした石橋の先にある大きな石碑と口を開ける坑道の景色がなんとも美しい。
坑道の中に入ることはできませんが、しばらくこの場所で立ち止まっていました。
ここはかつて坑夫たちの唯一の出入り口で、明治14年に明治天皇が院内銀山を訪れたときにこの坑道に足を踏み入れたので御幸坑と名付けられたそうです。

院内銀山跡は山中でその雰囲気もあって、万人が楽しめる場所ではないと思いますが、院内銀山異人館を訪れるならぜひセットで観光していってもらいたいです。
両方見て分かること感じることも多いと思います。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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