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飛鳥時代、推古天皇が大陸からの使節を迎えるため難波の港と飛鳥の都を結んだ「大道」で、我が国最初の官道である。
江戸時代には堺と大和を結ぶ竹内街道として整備されたが、その歴史については「竹内街道歴史史料館」で詳しく知ることが出来る。
そう聞けば仰々しいけど、私にしたら大阪南部から奈良へ抜ける一番便利な道だった。
私が初めて通ったのは45年以上前のことになるが、当時は未舗装で、木々が生い茂り昼なお暗い細い道で、街灯もなく、夜間は漆黒の闇に包まれていた。
竹内街道は、今は国道166号として整備され、さらに国道に並走するように南阪奈道路が開通して大きく様変わりした。
時代が遷っても、重要な道としての位置づけは変わらないようだ。
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大阪から奈良に向かって街道を進むと、道の駅「近つ飛鳥の里 太子」と「歴史史料館」「国登録文化財大道旧山本家」がほぼ同じ地域にある。山本家は休日だけの公開のようだ。
国道166号を大阪方面から奈良方面へに進むと、左手にレストランがあり、このすぐ先には二上山への登山口の案内板が目に入る。
これを過ぎると「竹内街道入口」の看板があるが、車止めがあって四輪車は入れない。ここから山の麓まで国道に沿うように旧街道が続いている。
今は、旧街道を車で走り抜けることは出来ないものの、所どころに旧道が残っていて往時の面影を残す。カーブミラーが残っているが、その先は道路がガードレールで塞がれている。
レストラン近くの万葉の森駐車場に車を置いて歩くか、公共交通なら近鉄吉野線「上ノ太子駅」からハイキング。
自転車やバイクならもっと便利に散策出来ます。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。