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ジョン一郎さんのリアス・アーク美術館に対する口コミ

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ジョン一郎さんのクチコミ
2018年03月18日に投稿されました。
東日本大震災の記録と津波の災害史
約500点の2011年3月11日から約2年間にわたる震災資料が。
家電やぬいぐるみなどの遺物にはそれにまつわるストーリーが添えられています。
瓦礫とともに展示されている大きな写真パネル
3月11日、あの震災から7年を迎えました。
気仙沼市も津波で甚大な被害を受け、大きな船が町までうちあげられた光景はニュースなどで見られた方もいると思います。
未だ復興真最中の場所もありますが、市街地や港を走っていると新しい建物も建ち、初めて訪れる人には震災があったのを忘れてしまいそうになるかもしれません。

そこでぜひ訪れてみてほしいのが「リアス・アーク美術館」。1994年に開館しているので以前からその存在は知っていたのですが、訪れたのは今冬が初めてでした。

アクセスは東北自動車道一関ICから国道284号線を約60?。
仙台駅からは国道45号線を約120?。

常設展の観覧料は一般500円、大学生・短大生・専門学生400円、高校生300円、小・中学生150円。

気仙沼湾を見下ろす丘陵地に建てられているので、ここは津波の被害にはあっていません。
3階建てですが入口は2階と3階にあります。私は3階から入って2階〜1階の順路で観ることにしました。
受付カウンターは2階にあります。そこでチケットを買ってまずは2階のアークギャラリーに入ります。ここは歴史民俗資料・美術作品の常設展です
こちらは写真撮影不可なのでお見せできませんが、三陸海岸の暮らしや食文化に関する物、東北・北海道在住の美術家の作品を展示しています。美術館ですが博物館に近いと思います。

1階へ。
常設展示の東日本大震災の記録と津波の災害史。私がぜひとも観たかったのはこちらでした。
2011年3月11日から約2年間にわたる震災資料が約500点展示されていて、写真撮影は自由となってます。
気仙沼市周辺の写真や遺物が多く展示されていて、7年たち復興しつつある沿岸部で津波の恐ろしさをこれほど感じられる場所は他に知りません。
写真を見ていると見覚えあるような旧市街の風景も多く、変わってしまった今の街と重ねてしまいます。
遺物の家電やぬいぐるみなどは一見ただの汚れた廃物ですが、それに添えられたストーリー(津波を撮影にし行ったまま帰ってこなかった話や通話中に津波にのまれ途切れた携帯電話など)を読むと悲しくなりました。

気がつけばここで数時間見入ってました。
リアス・アーク美術館のアークは方舟という意味だそうです。震災のために建てられたわけではないのですが、その記録をいつまでも残していって欲しいと思います。
目にすると辛く感じる写真もあると思いますが、ここはぜひ訪れてみてもらいたいですね。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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