1件の口コミのうち、1件目から1件目を表示しています。
あなたはこのクチコミが参考になると思いますか?
396名が参考になると回答しています
坂東市の「七郷中川土地改良区圃場」と呼ばれる水田では、毎年計10枚くらいの田んぼ全体に、レンゲソウやストロベリーキャンドルと呼ばれる「アカツメクサ」が植えられ、最盛期には水田全体が、レンゲソウのピンク色と、ストロベリーキャンドルの赤色で埋め尽くされます。
車で走っていると、嫁さんが
「あっ、あそこ・・。」
と叫ぶほど、水田が一面ピンク色に染まっていました。
付近を通過した車も、つい車を停めて立ち寄る方もいらっしゃるほどですが、それが東京ドームより広い、水田10枚くらいの面積で、ピンク色や赤色で染まっているので、圧巻の景色が広がっていました。
水田のあぜ道からレンゲ畑(田)を散策しますが、やはり花を愛でるのは良いものです。
水田の一部に花が植わってないところがありますが、そこは田に立ち入って、間近でレンゲが撮影できます。
ミツバチが飛んできて、盛んに蜜を集めていますが、養蜂場が付近にあるそうなので、そこから飛んできたミツバチかもしれません。
近年、減反政策による休耕田活用のため、水稲の代わりの「景観作物」として、コスモスや紅花を植えたりしますが、坂東市では、コスモスなどの代わりに、レンゲソウやストロベリーキャンドルを栽培しているのだと思われます。
「レンゲは、水田に生えているイメージがあるけど、なんで水田に沢山生えるのかしら?」
と嫁さんが聴いてきました。
実はレンゲソウもストロベリーキャンドルも「マメ科」植物で、マメ科植物は、根に空気中の窒素を貯める微生物が住んでいて、植物体が枯れると、根に溜まった窒素だけが土中に残り、やがて他の植物の窒素肥料になります。
つまり水稲の肥料として人間が播種し、緑肥植物として良く植えられていたのが、レンゲソウになります。
「景観作物」として、養蜂の場として、水稲の有機栽培として、レンゲソウは非常に役立っていますが、しかし現在は、良質な水稲の化学肥料が販売され、非常に手間がかかるレンゲソウの播種や、来年用のレンゲソウの採種作業が不要なため、今では殆ど見なくなったのが、このレンゲソウかもしれません。
レンゲソウ満開に合わせて、「坂東レンゲまつり」が開催されます。
祭り期間中には、子供さんが好きそうなアトラクションや、アルパカやヤギなどの動物に触れあえる「いちにち動物村」や、レンゲソウの「ブーケコンテスト」、レンゲ畑内に散策路を設けて、自由にレンゲ摘み取りなどのイベントが行われます。
大人には、模擬店や野菜収穫体験コーナーがあります。
特に野菜収穫体験コーナーは、直接畑で野菜を収穫し、それを格安で購入できるので非常に人気があります。訪れる時間が遅いと、野菜が無い場合がりますので、早めの来場がおススメです。
普段畑に生えている野菜を見た事が無い方には、どのように野菜が成ってるのか、どのように野菜が生えているのか、どんな葉っぱなのか分かるので、食育の観点から役立つこともあるそうです。
地元の方主催の、それほど大きな祭りではありませんが、水田一面がピンク色の染まったレンゲ畑は見ごたえありますし、祭り開催日などは、坂東市のHPを閲覧いただいて、貴重になったレンゲソウを見に訪れて頂けたらと思います。
〇アクセスなど
・水田であるため、目印がありません。坂東市のHPやパンフレット参照ください。
・農道などに路駐。※現地で係員に指示に従い駐車
・祭り開催3〜4日前からは、レンゲ畑内に祭りの用具が置かれたり、レンゲ畑内に散策路が設けられるため、レンゲ畑が激しく荒れるため、綺麗なレンゲ畑を撮影するには、まつり開催数日前にお越しになると良いと思います。
・雨天時や、激しい降雨があった時などは、水田内が泥沼化し歩けないため、祭り自体が中止になる事があります。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
1件の口コミのうち、1件目から1件目を表示しています。