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龍ヶ崎の撞舞の口コミ一覧

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あるぱ7216(休止中)さんのクチコミ
2019年08月31日に投稿されました。
蛙の面を被った、からくさ模様の舞男の登場
高さ14mの撞柱の頂上まで登り、さらに立ち上がって四方に矢を射る舞男
尋常では考えられない、揺れるであろう撞柱の上での逆立ち。急いで移動し、夕映えをバックに撮影
両手でバランスを取りながら、身体の体幹だけで一気に白綱を滑り降りるパフォーマンス。凄すぎる・・・。
蛙の面が目立ちますが、白綱上での、片足だけで中ぶらりする連続技
撞柱を上り下りする時も、両足だけでパフォーマンスを繰り広げました。本当にスゴイ・・・。
歴代の舞男の年代と本名が書かれたタイルが、撞舞通りに埋め込まれています。一見の価値はあります
 龍ケ崎市内に鎮座する八坂神社祇園祭の最終日に行なわれる、龍ヶ崎の撞舞(りゅうがさきのつくまい)神事は、国の選択無形民俗文化財に、また県指定の無形民俗文化財にも選ばれ、さらに関東三大奇祭とされる、450年以上の歴史ある伝統芸能です。

 「撞舞通り」と呼ばれる通り(道路)は、八坂神社祇園祭の最終日は歩行者天国になり、高さ14mの「撞柱」が設置されていました。

 実はこれからコノ撞柱で、「舞男」と呼ばれる二人の男性が、命綱もつけず撞柱を登り、逆立ちや弓を射ったり、華麗な迫真の妙技を披露するので、沢山の観光客が「撞柱」付近に集まっていました。


 「撞舞の開催時間は夕刻頃」

 としか書いて無いので、いつから始まるのか分からず、観光客も良い場所を陣取ってワクワクしている感じがします。


 18時を過ぎると、開会の挨拶があり、

 「ただいま舞男は八坂神社で身を清め、撞柱に向かっています」

 とアナウンスがあり、主催者らと一緒に、二人の舞男が登場しました。

 舞男は、からくさ模様の筒袖襦袢と裁着袴(たつつけばかま)に、顔を隠して、雨蛙の被り物を被った奇抜な姿で登場してきました。

 なぜ蛙の面???
 と思いましたが、実はこの撞柱は龍を表現しているそうで、
 この龍が蛙を呑み込もうとしますが、柱上の轡(くつわ)が邪魔して呑み込む事が出来ず、苛立った龍は雲を呼び、天に昇ろうとして雨を降らす。

 とされているそうです。

 実際に、撞舞は雨乞いの神事だそうで、それ以外にも五穀豊穣や、無病息災を祈願しているそうです。

 
 開会の挨拶が終わると、太鼓や囃子が鳴り響き、二人の舞男が撞柱を登って行きます。

 しかし、ただ登って行くだけではツマラナイので、囃子などに合わせて、撞柱に巻かれたロープに体を固定し、頭を下に(身体を逆向き)にするなど、軽業師の様なパフォーマンスを繰り広げ、撞柱頂上に登りつめます。

 そんなパフォーマンスがあるたびに

 「おお〜〜〜〜っっっ」
 と、観光客から歓声が上がりますが、落ちたりしないのか?

 と言う、冷や冷や感も伝わってきます。

 



 高さ14mの撞柱の上は、下から見上げればそれほど高さは無いように思えますが、実際に登れば、命綱など無いのでカナリの恐怖感があると思います。
 風が吹けば、見た目でもカナリの揺れがありますが、舞男は立ち上がり、東西南北に弓を射りました。

 この射られた矢は、無病息災などの縁起モノの矢なので、矢が落ちた付近は騒然となります。

 四方に矢を射ると、逆立ちをしたり、仰向けに寝たりとパフォーマンスを繰り広げますが、そのたびに観光客から拍手喝采や歓声が鳴り響きます。

 そもそも、高さ14mの撞柱の上で立ち上がったり、さらに逆立ちをするだけでも、並外れた相当のバランス感覚や体幹が必要になると思いますが、それが夕映えをバックに、より舞男のパフォーマンスに華を添えていました。



 そして撞柱から張られた一本の白綱に移り、両手を広げ滑り降りました。

 「一気に地面まで滑り降りるのか?」

 と思いましたが、白綱の半分ほどまで滑り降り、その場所で片足一本でぶら下がり、扇子を広げ観光客に魅せます。
 更に数回転の連続前回り(5〜6回転くらい??)を演じるなど、素晴らしいパフォーマンスを演じますが、この連続前回りは、一番凄く、


 「わぁ〜〜〜〜っっ・・・・。」

 と言う、より大きな大歓声や拍手喝采が上がったのは印象的でした。

 それにしても、撞柱より揺れる一本の白綱で身体を支え、その白綱で片足でぶら下がったり、連続前回りなど、カナリの体幹が無ければ出来ない大技ですが、何度も言いますが、命綱も無く、地面にマットなど敷いて無いので、失敗は大怪我の元になりますが、それをやり遂げる舞男は、本当に素晴らしいです。

 白綱での曲芸が終わると、自力で撞柱の頂上まで白綱を登り、再度囃子に合わせて、頭を下に逆さになったりしながら撞柱を降りますが、降り切ると観光客から割れんばかりの大拍手や喝采が飛び交いました。


 撞舞が終わると、舞男はまるでアイドルの様な感じで写真撮影を求められていましたが、あのようなパフォーマンスを間近で見せられたら、やはり(特に女性や子供)ほっておけないのでしょう。


 撞舞通りには、歴代の舞男として登場した年代と本名が書かれたタイルが埋め込まれています。
 それを見て歩くと、龍ヶ崎市にとって「撞舞」と言う祭りは、市を代表する祭りであると同時に、舞男は非常に名誉な、特別な存在なのでしょう。
 またこのような形で代々継承されて受け継がれていく事に、この祭りの奥深さを感じる事が出来ました。


 「祭り」と言うと、非常に観光客が殺到し、祭り自体を見るのも難儀な感じがしますが、撞柱付近で祭りを見ようとすると、かなり早めから陣取らなければいけませんが、撞柱付近で無ければ、今回はギリギリに会場に行ったにも関わらず、撞舞を見る事が出来た上に、かなり面白く堪能出来ましたので、参考にして頂けたらと思います。


〇アクセス
・関東鉄道竜ケ崎線「竜ケ崎駅」より撞舞通りまで徒歩15分
・龍ヶ崎市役所に臨時無料駐車場有。撞舞通りまで徒歩10分
・荒天時や強風時は中止となるため、トイレなどの情報を含め、撞舞の詳細は龍ヶ崎市HPなどを参照ください。また開催時は、17:30までに撞舞通りに来場された方が良いと思われます。
・会場に椅子やベンチなどはありません。撞舞は、開会の挨拶から1時間ほどですが、足が悪い方は、敷物を持参されますと良いと思います。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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