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丹波の紅葉三山の一つである禅宗の名刹❝永谷山 円通寺❞を巡ってみました。
令和 元年 11月13日(水) 天候:晴れ
石畳の階段がつづく参道を進む...と、仏法を守る守護神の〘仁王像〙が険しい顔つきで左右に安置されていました。
〚山門(仁王門)〛から覗き観る景色は息をのむ美しさで…多くの人たちが赤や黄色に染まった“紅葉”を愛でに来られていました。
門をくぐり∼・∼左右の池?放生池?の真ん中を【本堂】に向い、真っ直ぐに続く石畳の参道が延びていました。
参道の両側には程よく色づいた“もみじ”のトンネルが西日に美しく照り映えていました。
閉門の時刻が近づく午後の境内...です!
私達が訪れた時、団体で来られたと思われる拝観者の方々が帰られる処でした。
その後の境内は人影も少なくなり、お寺を彩る美しい空間を「かみさん」と二人で占有しているかのようでした。
境内のあらゆる所で綺麗な“紅葉”を愛でる事ができます。
特に…参道につづく石橋の周辺は、赤や黄色に色づいた“もみじ”のグラデーションカラーに格別の美しさが感じられました。
【本堂】にお参りする参道は2か所あります。
「かみさん」は石畳と、少し急な階段がつづく参道を選び私は、池の辺を進む緩やかな坂道を歩んで行きました。
途中、池の斜面を彩る黄色...と、青葉の“もみじ”が、西日(逆光)に映える美しさに思わず立ち止まり∼・∼暫くの間...眺めていました。
その光景を❛パチリ❜...と、一枚撮っております。
緩やかな坂道を少し進むと、【本殿】を囲む土塀があり、その表面には天皇家との所縁を表すとされる5本の白い線がありました。
また、塀瓦(笠木瓦)に刻まれた足利家の『円に二の字』の紋が、厳かな風格を漂わせていました。
上段にある広い境内に辿り着き∼・∼「かみさん」と二人で【本堂】にお参りします。
御本尊は≪如意輪観世音菩薩像≫が祀られています。
秋が深まるにつれ、お寺の周りや山の裾野には綺麗に色づいた“イロハモミジ”や“ヤマモミジ”が美しく彩り、その景色を愛でに多くの人たちが訪れます。
境内を見渡す...と、中ほどに拝観者が休憩し、寛ぎながら彩る“紅葉”を愛でるよう…赤い毛氈が敷かれた床几と、野点傘が設けられ、その近くにはポットに入った温かいお茶が用意されていました。
景観と優しさを両立した演出・・・ご住職の気遣いが憎らしい限り...です!
床几に座り、お茶を戴きながら境内を眺めている...と、散り落ちた“もみじ”の葉にも風情を感じる事が出来ました。
【本堂】の周りを散策し、戻りの参道へと進みます。
上段から見下ろす景色∼・∼池の辺を彩る“もみじ”の美しさは・・・さすが、丹波の紅葉三山に数えられるお寺である事を感じ取れました。
夕暮れが迫り、“紅葉”に染め抜かれた参道を何度も振り返りながら戻って行きます。
彩り豊かな❛丹波もみじ三山❜の2か所を巡った私達…晩秋から初冬の衣に移り変わろうとする里山の風景を眺めながら∼・∼家路へと向かいました(*^-^*)
もみじまつり期間:11月1日〜11月30日迄です。
拝観時間:9:00〜16:00まで。
拝観料:300円/人
駐車場:無料
アクセス
車:北近畿豊岡自動車道「氷上IC」〜国道485号線を北に約10分。
電車:JR福知山線「石生駅」〜佐治方面行バスで「幸世橋」下車、徒歩で約15分。
※ (車での拝観がベターですょ。)
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。