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ジョン一郎さんの伊豆沼・内沼に対する口コミ

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ジョン一郎さんのクチコミ
2020年02月19日に投稿されました。
夜明け前の伊豆沼
日が昇る直前に、渡り鳥達が一斉に飛び立つ
北西に向かって飛び立って行った。
伊豆沼に日が昇り始める。
西の空には月が
昼、伊豆沼から見る栗駒山。
伊豆沼野鳥観察館の前には昼でも渡り鳥が集まる。
栗原市と登米市にまたがる伊豆沼は渡り鳥の越冬地で、湿地を保全するラムサール条約にも登録されている自然豊かな生物たちの楽園です。

東北自動車道 築館ICから30分の場所にあり、鳥館・昆虫館・淡水魚館の3つのサンクチュアリセンターもある観光スポットでもあります。
各サンクチュアリセンターや釣りなどに訪れた事はありましたが、今回は夜明けとともに一斉に飛び立つという渡り鳥が見たくて2月12日の早朝に向かいました。

暗いうちに現地に着かないといけない、空には星が出ていて天気は良いよう。東の空がうっすらと明るくなってきたあたりに栗原市に到着しました。
以前にも来ているので迷うことなく伊豆沼には着いたのですが、渡り鳥の撮影は初めてだったのでどこで撮ったらいいのかよくわかりません。
伊豆沼の周囲を車を走らせ場所を探します。東の空はどんどん明るくなっていきます。走っているうちに伊豆沼から離れ内沼に着いてました。伊豆沼はもう手遅れ、今回は内沼で撮影するしかない。そう思っていると遠く伊豆沼の方向にたくさんの車が並んでいるのが見えました。
あそこに違いない、凍った田んぼ道を最短距離でそこに走りました。
既にたくさんのカメラマンが東にカメラを向けて待っているようでした。
良かった、なんとか間に合ったようだ。
道路脇に並ぶ車の列の最後尾に車を停め、私も撮影に加わりました。

まだ鳥達は飛び立ってないよう。遠く水面に浮かぶたくさんの黒い点がハクチョウやガンなどの渡り鳥たち。
今年の冬は暖かいので数が少ないだとか、もうロシアに帰ったとか、そんな噂は聞いていましたが、まだたくさんの鳥達が伊豆沼で過ごしているようです。
夜は水辺で、昼は田んぼなどで過ごす鳥達は朝に飛び立ち、夕方に帰ってくる。そのサイクルを繰り返して春にはロシアへと帰って行くのです。
伊豆沼では朝と夕方の景色が絶景と言われ、カメラファン・野鳥ファンがその景色目当てに訪れているようです。

さて、私も撮影を始めます。まだ鳥達は皆水面にいるようで飛び立ちには間に合ったよう。
この位置だと鳥までの距離がかなりあって通常レンズでは役に立ちそうもない。300mmの望遠レンズを装着して鳥の形がわかるくらいでした。
どういうタイミングなのかわかりませんが、水面にいた鳥達が一斉に飛び立ちました。鳴き声と羽音が響きます。北西の方向に向かって頭上を凄い数の鳥の群れが飛んでいきます。早朝の一時しか見られないこの風景には感動でした。

まだ水面には鳥達が残っていて、そこに東の山から太陽が昇りました。この場所からだと真正面から日が昇るんですね。すごい撮影スポットです。
水面を朝日が照らし、そこを泳ぐ鳥の風景もまた綺麗でした。

それから順々に鳥達は飛び立っていき、すっかり日が昇り空が青くなるころ皆さん撤収を始めました。
私も車に乗り込み、栗原市内のファミレスで朝食をとり、温泉に入って冷えた体を温めました。
せっかくなので昼の伊豆沼も見たくなってまた車を走らせました。
今度は朝に撮影した伊豆沼の西岸の逆の登米市側の東岸に向かってみました。雲一つなく栗原市の西にそびえる栗駒山がよく見えます。やはり日中は渡り鳥はいないよう。よく見ると湖面が凍っていました。
昼でも確実に渡り鳥に出会える場所、以前にも行ったサンクチュアリセンター淡水魚館の近くにある野鳥観察館前には鳥達が集まっていました。餌を買って与えることもできるので、伊豆沼でもっとも近くで観察できる場所でもあります。

宮城県内には他にも有名な渡り鳥の越冬地がありますので、来年は別の沼での早朝や夕方の撮影もしてみたいなと思いました。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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