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あるぱ7216さんの能取岬氷瀑群に対する口コミ

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あるぱ7216(休止中)さんのクチコミ
2020年03月28日に投稿されました。
いつまでも魅せられた、海明けの流氷オホーツク海
高さ40mの「クジラの滝」氷瀑
今にでも落っこちて来そうな巨大なツララの「クラゲの足」。写真では分かりにくいですが、長さ1m〜数m以上あるそうです
「メノコの滝」付近から望む能取岬の断崖と流氷のオホーツク海。ツアー客の方も氷瀑を楽しんでらっしゃいました
羽を広げると2.5mはあるオオワシが、上空を旋回しながらオホーツク海の彼方へ飛んで行きました。
 2020年の桜の開花は早く、「過去最速」とも言われてますが、3月になっても、この日の網走市の気温はマイナス2度。晴れてるので暖かく感じますが、まだ山や山林内は雪が残り、オホーツク海には流氷が浮かぶ春まだ浅い季節です。


 台地上の能取岬の断崖から染み出る湧水は、冬季は氷瀑となり、アイスクライマーが氷瀑に挑戦するなど、知る人ぞ知る名所でしたが、近年はその氷瀑を見に行くネイチャーツアーなどが開催され、網走市の新しい観光名所として知られています。


 能取岬にあるキャンプ場内を通過すると、やがてオホーツク海を見渡せる断崖の上に出ますが、3月になってもまだオホーツク海には流氷が残っていました。

 真っ白い流氷が、オホーツク・ブルーと呼ばれる真っ青な海に映えます。そんな流氷が海流に乗って、ゆっくりと沖合に流れて行く様は、いつまで眺めていても見飽きない絶景がそこにありました。

 網走市街地から距離もあるので、人工音も聞こえない流氷絶景。頬に当たる風も心地よく感じるので、しばらく絶景を眺めていたくなります


 能取岬は台地なので、海辺へは急な坂道を下ります。 
 積雪のある下り坂なので、かなり慎重さが必要ですが、無事下る事が出来ました。

 この下った場所から大小10本以上の氷瀑が、能取岬の断崖にそそり立っていますが、実はこの下りきった場所から、南側に3本の名前が付けられた氷瀑が、北側に7本の名前が付けられた氷瀑があります。

 最初に南側の、「オノコの滝」「メノコの滝」「オコジョの滝」の氷瀑を見に行きました。ちなみに、オノコやメノコの名称は、アイヌ語で「女性」などの意味があります。

 いずれの氷瀑も高さ30m以上あり、その迫力に圧倒されます。
 「オノコの滝」は最接近できるので、氷瀑に触る事が出来ますが、3月にもなると氷瀑の一部が欠け落ちる危険性もあるので、触ってすぐ避難しますが、それにしても美しい氷瀑。
 湧水がゆっくり凍って出来た氷瀑は、全体が透明でありながら、見る場所により青く輝いていました。
 その不思議な美しい青さに魅せられますが、この氷瀑の迫力や美しさに、北海道を始め全国から訪れる方の気持ちが分かります。

 ただ、この美しい青白さを写真で撮りたいですが、なかなか上手く撮れなくて残念でしたが・・・。

 いきなり高さ30m以上ある氷瀑の凄さを見せつけられましたが、これはまだ序章。これからの北側の氷瀑群が楽しみです。


 北側最初の滝は高さ40mの「クジラの滝」で、アイスクライマーには人気だそうです。そして巨大な”ツララ”が連なる「クラゲの足」。最接近すると落っこちて突き刺さりそうで怖いですが、これまた迫力があります。

 「三本柱の滝」は、氷柱の裏側に行ける「裏見の氷柱?」ですが、崩壊の恐れがあるため立ち入り禁止となっていました。
 3月は比較的気温も高くなるので、安易な氷瀑の接近は禁物で安全第一になりますが、ちょっと残念に思いました。

 更に進むと、三段になった「オジロの滝」がありました。
 オジロとは、オジロワシの事と思いますが、断崖を覆うように氷瀑を望む事が出来るので迫力があります。

 さらに隣の「オオワシの滝」も迫力満点。
 嫁さんと氷瀑を比べると、その氷瀑の大きさが分かると思いますが、こんな大迫力の氷瀑を間近に見る事が出来て驚きました。

 ここで氷瀑や流氷のオホーツク海を望みながらコンビニで買ったおにぎりを食べます。

 コンビニのおにぎりでも、この白色と青色のみの大絶景の中で食べると、ひと味もふた味も美味しく感じますが、ふと上空を見ると、オオワシが青空を旋回してました。

 遥々シベリアから北海道へ飛んできたオオワシ。
 羽を広げると2.5mはある天然記念物のオオワシが、断崖の上昇気流を捕まえながらしばらく上空を旋回し、オホーツク海の彼方へ飛んで行きましたが、この大自然の大絶景に華を添えてくれたオオワシの姿は、しばらく魅入るような、それはそれは雄大な姿でした。


 「オオワシの滝」の先には「ハヤブサの滝」がありますが、それ以上は行けないので、ココで折り返しになります。

 断崖に氷瀑に流氷、そしてオオワシの雄大な姿を見る事が出来て、大満足な氷瀑巡りでしたが、本当に素晴らしく一見の価値は大ですので、是非冬季の網走市を訪れて頂いた際は、能取岬の氷瀑巡りを参考にして頂けたらと思います。


〇アクセスなど
※素人単独でのアクセスは大変危険(重要)です。「能取岬氷瀑群」や「網走市内のネイチャーツアー会社」、「網走市観光協会」などで検索され、ツアー参加をお願いします。

・断崖と海辺の間を歩きますので、大げさと思う程厚着をされ参加ください。
・トイレや売店など、一切ありません
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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