○雲海テラス
雲海テラスは、北海道の占冠(しむかっぷ)にある展望テラスで、雲海を見るために多くの人が訪れます。このテラスに行けば必ず「雲海」が見られるわけではありません。過去のデータからわかる雲海発生率は約40%とそう高くなく、見られればラッキーという自然現象です。
トマムで雲海が見えやすくなる条件は「前夜が暖かく、夜間に冷え込み、 早朝に湿度が高くなり、風も弱い、 晴れまたは薄曇り」というなかなか難しい気象の組合せです。友人と行った2度目の挑戦で幸運にも雲海を見られたのでご紹介します。
トマムリゾートにはいくつかの宿泊施設がありますが、雲海の発生する早朝、ゴンドラ乗り場まで送迎バスが出ています。泊まっていたリゾナーレトマムは優先搭乗制度があるホテルだったので行列に並ぶことなくゴンドラに乗れました。雲海テラスがあるのは、標高1,088mのトマム山山頂。雲海ゴンドラで約13分上がった先にあります。この日は、ゴンドラに乗っている最中から周りは霧に包まれて大いに期待が高まりました。
ゴンドラ山頂駅を降りて展望テラスへ進むと、目の前に息をのむ光景が。テラスの向こうはまさに「雲」の「海」、悠々と流れる白い雲海が広がっていました。雲が流れる様子だけではなく、空気の冷たさとか、ゴンドラの音とか、雲が流れるスピードとか、そういう細かい感覚までもが一緒によみがえる印象深い光景でした。
○多彩なスポット
雲海テラスには多彩な展望スポットがあり、雲海が発生しなくても楽しめるようになっています。展望スポットは年々増設されていて何度行っても発見があります。
◇クラウドプール:雲の形をした巨大ハンモック。しっかりしたハンモックですが、下が丸見えで怖いです。全体がユラユラと揺れて雲の上に浮かぶような浮遊感が楽しめました。
◇クラウドウォーク:円形の橋のような、雲の上を歩く感覚が味わえる展望スポットです。橋のような部分は大きくせり出していて180度の大パノラマが楽しめます。
◇雲カフェ:ゴンドラ山頂駅すぐには、雲ソフト、雲ケーキ、青空と雲海を表現した二層ドリンクの雲海オレ等、雲をテーマにしたスイーツやドリンクがありました。
◇雲海ガイド:雲海ガイドと呼ばれるスタッフが、雲海の発生の仕組みや種類を解説してくれます。雲海には名前がついていて「太平洋産」「トマム産」それぞれの発生のメカニズムを説明してくれています。初めて聞く気象の話でしたが、雲海が見えない日でも学びが多く楽しめます。
○見られたらラッキー
雲海テラスは5月中旬〜10月中旬の早朝のみ営業。ゴンドラは4:30頃から動いていて早起きは必須です。施設内では公式「雲海予報」(毎日15時更新)が流れていて、翌朝の発生確率が表示されます。50%以上なら期待度高め、ということですが、雲海は気象条件次第なので「見られたらラッキー」というスタンスが大切です。とはいえ実際見られたときの感動は大きく、早起きの憂鬱も吹っ飛びました。機会があればぜひ訪れていただきたい北海道の観光スポットです。