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群馬の楽園、多々良沼。
夕日がとても美しい公園。
燃えるように赤い。
冬季はシベリアから白鳥がやってくる。
うじゃうじゃいる。
■概要
11月から3月の桜が咲くか咲かないかまで、白鳥がうじゃうじゃいる。
白鳥が見たければ動物園に行けばいいのだが、
群で生息する白鳥を観察できる希少な観測所。
野鳥観測の人達がアイドルを追っかけるときの気迫で白鳥を愛でている。
白鳥LOVE
■感想
とても面白かった。
白鳥スポットとして有名なガバ沼だが、実際にはほとんどいない。
白鳥を期待して行ったら小さい鳥(カモの保護地みたいになってる)ばかりで白鳥の姿がない。
どういうことだ。
しばらくぶらぶらしていたら野鳥観察の人達がやってきた。
彼らと雑談してたら空を指さされた。
「偵察に来た」
三羽、四羽の白鳥が空を飛んでやってくる。
おおっ、野生の白鳥だ!!
と思ったら途中でくるっとUターン、元来た空に戻って行ってしまった。
「降りないんすか」
「気に入らないなら降りないよ」
多々良沼の弁財天の浮島を目指せばいつもたくさんいる、と教えてもらう。
情報をありがたく頂いて目指す。
おおおおおお。
本当に大量にいる。
コロニーが複数ある。
観察するだけで一日楽しめる。
おすすめ。
■生態系における白鳥とカモと鷹
生態系というか、生存戦略というか。
多々良沼はとても複雑らしい。
野鳥の保護をしてるボランティアが多々良沼周辺のカモや小鳥や白鳥にエサをあげている。
その小鳥やカモを狙って猛禽類が出現してるのだそうだ。
さらに驚くべきカラスの数よ。
周遊コースを歩いてるだけでカラスの多数の鳴き声が威嚇するように聞こえてきて緊張感が走る。
白鳥への餌付けパンを狙ってカラスがギャングになって餌場を襲撃しているのだそうだ。
一見、優雅に暮らしているように見える白鳥だが、
カラスとの縄張り争い、猛禽類の襲撃、弱肉強食の生態系に放り込まれてけっこうキツイらしい。
動物園では見られない光景に場んでっとさんは大興奮である。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。