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半田赤レンガ建物の口コミ一覧(7〜8点)

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GAYOSHIさんのクチコミ
2021年05月09日に投稿されました。
半田赤レンガ建物とは、近代化産業遺産認定の地域遺産、愛知県半田市にある赤レンガ建物(赤レンガ倉庫)です。
建物は、ハーフティンバー棟、創建時主棟、貯蔵庫棟の3棟で構成されています。
改修前の建物内部は年に数回の一般公開でしたが、2014年~2015年にかけての耐震補強工事を経て2015年からは常時公開されています。

明治31年(1898年)にカブトビールの製造工場として誕生。
明治時代に建てられたレンガ建造物としては日本で五本の指に入る規模を誇ります。レンガ造りのビール工場の遺構は現存数が極めて少ないため貴重な建造物です。日本のビール黎明期に地方都市から果敢に大手ビールメーカーに挑んだ起業家精神を今に伝えています。

高温多湿な気候に加え、地震や自然災害も多い日本において、築百年を超えて現存する建物の数は決して多くはないそうです。
また一般にレンガ造りは地震に弱いといわれますが、しっかり積んだレンガの目地をモルタルでつなぎ、断熱複壁、多重耐火床などの構造を取り入れた頑強な躯体の建物は、この地方で起きた3度の大きな地震を生き延び、ほぼ原型を留めていたこと自体、驚嘆に値するそうです。

■カブトビールとは
明治時代、大都市を控えた既存4大ビールメーカーに挑戦した一地方都市のビール会社がありました。
そのビールとは、「カブトビール」。
今となっては幻のビールとなってしまいましたが、その工場は半田赤レンガ建物として現存しており、半田の先人たちが大ビールメーカーに立ち向かった心意気と豊富な財力と技術力を有していたことを雄弁に物語っています。

第二次世界大戦中、ビール工場としての役目を終え、中島飛行機製作所の衣糧倉庫として使用されていた半田赤レンガ建物は、昭和20年(1945年)7月15日、硫黄島からのP51小型機(通称:ムスタング)による超低空での攻撃を受けました。
建物北側の壁面には今もその時の機銃掃射跡が生々しく残っています。戦争遺跡といえば、砲台跡、要塞跡、大本営等、戦争実行側の遺跡が注目されがちですが、ここは被害者側という意味で貴重なものといえます。

■常設展示室
半田赤レンガ建物やカブトビールの歴史を紹介。
■Re-BRICK
知多半島の食材を使ったおつまみや生カブトビールが提供されるほか、名産品の販売も行われています。
■その他マルシェ広場、芝生広場あり。

●営業時間:9:00~22:00
※常設展示室は9:00~17:00  カフェ・ブリックは10:00~17:00
●休館日:年末年始  ※設備点検のため臨時休館あり

●所在地 愛知県半田市榎下町8番地
●交通アクセス (1)名鉄河和線「住吉町駅」から徒歩で5分。JR武豊線「半田駅」から徒歩で15分
(2)知多半島道路半田中央インターから車で10分
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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半田赤レンガ建物の情報と口コミ
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