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長閑な田園風景が広がる中に佇む❝穴太寺❞を訪ねました!
2021年9月20日(月・祝) 天候:秋晴れ
真っすぐな街道が突き当たる場所に建立された入母屋造り、本瓦葺きの『仁王門(山門)』をくぐります。
境内に足を踏み入れ、石畳の参道の先には立派な【本堂】が建ち、左手にを見る...と、美しい造りの〘多宝塔〙、右手を見る...と、趣ある造りの《鐘楼》が佇んでいました。
この❝穴太寺❞は山号を菩提山と号し「天台宗」に属するお寺で、創建は705年、文武天皇の勅願により「大伴古麿」が薬師如来をご本尊に安置し、建立されたと伝えられています。
その後、平安時代になると、曾我部郷の郡司「宇部宮成」によって≪聖観世音菩薩≫を当寺に奉納することになりました。
※ 穴太寺リーフレットより抜粋しました。
先ずは...と、手水舎に向かいましたが、コロナの影響か、柄杓がありませんでした。
【本堂(拝殿)】に進み、消毒液で手を清め参拝を済ませます。
境内をめぐり∼・∼ます!
ひと際目立ち、美しい造りの〘多宝塔〙はすべて円柱で造られた木造塔で東西南北に四神の彫刻を施されており、内部には釈迦如来と、多宝如来の二仏が安置されています。
〘多宝塔〙の右隣には『三十三観音堂』があり、中に西国三十三観音札所のすべての砂が納められており、そのお堂にお参りすることで全ての西国札所をお参りした事と同じ功徳が得られるといわれています。
私たちもお参りしました。
その傍らに小さな鳥居が並ぶ小社殿があり、当寺の〖鎮守堂〗で、藤原道真公を祭神とする天満宮でした。
【本堂】の右奥には『念仏堂』と《地蔵堂》の二つが建ち並んでいます。
その前にある木立の日陰に座り、足を少し休めます。
ふと見ると、秋の草花に交じり淡いピンクの“秋明菊”が咲いており、その先には秋を先取りする“ススキ”の穂が風になびいていました。
~・~・~・~・~・~・~
【本堂】の西側の一画に位置する〚円応院』を拝観します。
方丈および庫裡をも併せ持つ書院つくりの建物で、その南側には名勝庭園の❛穴太寺庭園❜があります。
拝観受付を済ませ∼・∼うす暗い部屋を奥にすすむ...と、緋毛氈が敷かれた縁側の向こうに趣のある庭園が広がっていました。
縁側に座り、眺める庭園は・・・後方に見える〘多宝塔〙を借景に取り入れた庭に築山を設け季節花や樹木を巧みに配し、園池の辺や背後には大小の石を組み合わせた趣きある庭園に仕上げられていました。
しばらくの間∼・∼美しい庭園を眺めていました。
〚円応院〛から渡り廊下をすすみ【本堂】の内部に入っていきます。
奥の一隅に優しい顔立ちの⦅釈迦如来大涅槃像⦆が布団を被った状態で横たわられています。
布団をめくり、自分の病んでいる箇所と、尊像の同じ部分を撫ぜその手で自分の体をさすり返すと、お釈迦さまのご利益に与かれると言われています。
私も数か所…撫でておきました。
西国廿一番札所の❝穴太寺❞…派手さはないが、どこか趣があり心休まるお寺で、季節を変えて再び訪ねてみたくなりました(*^-^*)
拝観時間(庭園):8:00~18:00(境内は自由参拝です)
拝観料(本堂・庭園):大人/500円
トイレ及び休憩施設:境内・要所にベンチが設置されています。
アクセス及び駐車場:❝亀岡 彼岸花の里❞を参考にしてください。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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