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矢立とは墨壺と筆を合体させた携帯用筆記具のことである。
パイプ型と印籠型の2タイプが主流。
現代では内閣の閣議決定のときに署名するのに使われてる。
筆ペンじゃだめらしい。
絶滅寸前の文房具。
■概要
「奥の細道」は紀行文である。
旅の記録を俳句で表現したものだ。
要するに旅行記。
松尾芭蕉は西行法師(旅行好き。和歌や伝説の文筆家。
『雨月物語』や『吾妻鏡』にも掲載された大ヒット作家)の大ファンであった。
西行500回忌の記念すべき年にゆかりの土地を聖地巡礼しようと旅だったのが「奥の細道」のはじまりはじまり。
156日間かけて、自宅のある深川から出発して日光、福島、石巻、羽黒、新潟、金沢、大垣と∩字型の旅をした。
芭蕉が600里の旅の始まりの句を詠んだ場所が「矢立初め(ここで初めて文房具使ったよ!)」と言われている。
記念すべき俳句第一号が生まれた場所である。
■概要
千住大橋のたもとで記念撮影してる人がパラパラいる。
何事かとのぞき込んだら矢立て初めの地であった。
公園内に碑がある。
近くの足立市場前にも松尾芭蕉像がある。
駅前でもやたら松尾芭蕉プッシュだと思ったら、この地が俳句第一号の詠まれた場所だという。
へーへーへー。
松尾芭蕉というと草加松原(埼玉県)の松並木ぐらいしか知らなかった。
千住大橋と草加松原は直線状にある。
この道から松並木まで遠征したのかと感慨深い。
行ったことあるよ、松原。
松尾芭蕉は旅がとても好きである。
人生は旅。
40歳過ぎてから奥の細道の行程約2400キロをほぼ歩いて渡った。
公園内には松尾芭蕉ゆかりの地が地図にプロットされており、旅の解説版がある。
今から320年以上前の人が旅した軌跡だ。
深川のある江東区なんかは松尾芭蕉観光モデルコースを提供したりしている。
2024年は芭蕉生誕380年。
旅に思いをはせて、日帰りのミニ旅をしてもいいかもしんない。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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