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場んでっとさんの大蔵経寺山に対する口コミ

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場んでっとさんのクチコミ
2020年02月21日に投稿されました。
駅の南北通路から望む大蔵経寺山。山肌のコンクリートが目指す展望台。徒歩1時間ぐらい。
大蔵経寺の正面から左手にまっすぐで登山道入口。
鳥獣侵入防止の扉。鍵はかかってないがハンドルはきちんと下ろそう。シカが降りてくるぞ!!
展望台まで歩道が整備されておりとても歩きやすい。
第一展望台からの眺め。
第二展望台までに枯れ葉景色になっていく。
登山マップ出現。いたれりつくせり。
第二展望台からの眺め。富士山の頭が飛び出ている。
駅チカにどでーんと存在してる山、大蔵経寺山。
なんだありゃ。のぼれんのか(*´Д`)のぼれた。
駅前の観光案内所で登山道までの道順をレクチャーしてもらった。

そして早朝から挑戦してきたのだった。
展望台から富士山の頭が見える。

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■アクセス
石和温泉駅から約800m地点に登山道入り口あり。
140号線をABCパチンコに向かって歩く(現地に行けばABCパチンコの巨大な存在感に救われる)。
平等川を越えると「大蔵経寺→」の看板が電柱にかかっているので見落とさないように。
大蔵経寺の正面から左手に進むと墓地を抜けて登山道が出現する。
墓地途中の物部神社の境内裏からも登山道に通じている。

■難易度★★★☆☆
展望台までは小学校3年生程度の脚力が最低限必要。
それ以降は中学3年レベルの脚力と体力(重要)が必要。レベルが急激に跳ね上がる。
山梨百名山の牙を侮ってはいけない。

展望台1と展望台2までは歩道が整備されており公園を歩く要領で絶景が拝め、非常にコスパに優れたハイキングが楽しめる。

低い方の展望台は片道1時間目安。
高い方の展望台は片道1.5時間目安。
体力に自信がない人は展望台2は往復3.5時間を目安としたい。

■現地までの交通手段
・徒歩(確実)
・タクシー(早朝から営業してるタクシーは極少)
・レンタル自転車(駅前観光案内所の営業時間内にて注意されたし)

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■感想

鳥獣の門を抜けるためシカ・イノシシ遭遇を覚悟するべし。
一本道に逃げ場はない。どすこい。
そう考えるとスリリングな登山道。
地面の虫をあさる小鳥の気配に囲まれ
「なんかいる!たくさんいる!」
と監視される気分に浸ると良い。

第1展望台から第2展望台は枯れ葉で足元が滑りやすいので注意が必要。

展望台からの眺めは最高、ご来光を拝むことも出来る。


■感想2
第2展望台が、下山するか頂上を目指すかの分岐点になる。
下山をお勧めする。
なぜなら頂上からは第2展望台以上の眺望は望めないからだ。

■感想3
第2展望台から先は傾斜のキツイ細道から登山道に入る。
ハイキングではなく登山になってしまう。
道は未舗装。持ってて良かった軍手。

花粉症には地獄の杉林を延々と進む。
登山道というより業者用の林道。

頂上付近であとから来た親子三人にたずねると登山入口から2.5時間とのこと。
私は片道3.5時間かかっているので下山は元来た道を戻るつもりであった。

■感想4
引き返せ。引き返すんだ。
たとえ
「この先の道は面白いですよ」
「坂道は下るだけ、安全な道です」
と善意のジモティーが奨めてきても、
(ほんの少し行って、無理そうなら戻ればいいか)
と考えて安易に進んではいけない。いけなかったのだ。

とても美しい景色だった。
展望台から見た景色を縦走して歩いている。
まるで空を歩いているようだ。
ふわふわと神様か雲にでもなったかの気分。
引き返すはずだったがあまりに美しい景色だったため、
気づいたときには下山道に入っていた。

■感想5
下山途中で数か所の道が倒木によりふさがれていた。
台風19号の影響らしく木肌が真新しい。
既に登る体力はなく絶望1に陥る。
お薦めしてくれたじもてぃーは道の惨状を知らなかったのだ。
標識がなく迂回路を探して右往左往を繰り返して体力を消耗。
元来た道を登るより下りがはるかに体力が楽である。
先人の言葉を信じて、「下るだけならば」と倒木が連続する道をゆく決意。
倒木の隙間に体をねじ込んで通る。
(上背170ぐらいでぎりぎり。それ以上体が大きかったらキツイ。)
踏み越えるには杉の木はササクレだらけで危険。
通過時にササクレで荷物が破れた。

■感想4
登山道を行く者は他になく、PHSの電波は入らない。
倒木を通過後、山の陰に入る。
岩礫と氷結解けの泥の悪路が続く。
この情報は地図からは掴めないものだろう(そもそも地図が開けない)。
とんでもねーところに来てしまった。

しかし、道はとても美しい。
荒れてなお美しい。

■感想5
寺を発見。
工事中らしくトラックがとまっていた。
人里が近い。希望の光がみえてきた。

寺に人はいないものかと声を掛けたが無人。
看板などに観光案内所への電話番号がないかと探したが主要施設への電話番号はない。
付近でクマ出没注意の標識を見て絶望2。

■感想6
看板の出ている〇〇〇峠まで2km以上ある。
すでに山を二つは越えてきたはずだ。
このなんたら峠を越えてまた山があったらとうてい下山は難しい。
元来た道を引き返しても日が暮れる。

思案して元来た道を引き返すことにした。
もっと早くに判断したらよかったと後悔。
知ってる道が何よりも安全なのだ。

しかし100mもいかずに力尽きた。
登山はもう無理だ。
絶望3。山二つを越えるのはもう無理だ。
私には下りしかない。

■感想7
偶然にも上がってきたバイカーを二人、発見。
慌てて呼び止めてこの先の道が街に繋がっているか、山ではないかと尋ねた。
街に繋がっていると回答を得る。
ただし、峠を下ってもさらに人家のあるエリアまで歩くとのこと。
日が暮れる。

■感想8
神のようなバイカーの助けにより、
山を越え谷を越え、なんとか下山。
九死に一生を得た。
人生をやり直すことを決意。

■感想9
登山とは到底思えない平服での姿にとても違和感を抱いたとのこと。
私もこんな山奥に通じるとは思わなかった。
ほぼ遭難状態である。
運が良いことに命は助かったが一歩間違えればツキノワグマの餌食である。
命があって良かった。
行き慣れた地元民ですら予想外の悪路を把握はしていない。
他人の言葉に安易にのってしまってはいけない。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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