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ノスタルジックな廃線跡に咲く“さくら”の回廊を散策!
2021年 3月29日(月) 天候:曇りのち晴れ(黄砂)
明治時代に敷設された全長582m、高低差36mの傾斜鉄道(蹴上インクライン)跡は、びわ湖から京都市内を結んだ琵琶湖疎水の途中に造られた鉄道で、かつては船を乗せた台車が行き来していた廃線跡です。
蹴上という地名も気になり、ほんの少し調べてみました。
その昔、牛若丸が奥州藤原氏のもとに旅立つ際、平家の武者が通りすがりに馬が泥水を蹴上げたのが牛若丸にかかり、怒った牛若丸がその武者を切り捨てたという逸話から『蹴上』と呼ばれるようになった...とか。。。
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私達が訪れた日、京都の街は黄砂の影響でどんより...と、した空模様でした。
昨夜に降った雨が道路を濡らし、其処かしこに水溜まりが出来ていました。
南禅寺に向かう道沿いにあるコインPに駐車し、早朝の蹴上インクラインに向かいます。
既に多くの人たちが“さくら”を愛でに来られています。
南禅寺橋の上から眺める“さくら”の回廊は、薄紅色に染め上げた美しい姿で私達を出迎えてくれました。
線路敷きに入ります。
緩やかな傾斜で真っすぐに伸びる線路敷きには大粒の砂利が敷き詰められ、赤さびた線路と年季の入った枕木が並び、その線路を覆うように咲き誇る約90本の“さくら”のアーチがどこまでもつづいており、別の世界にトリップしてしまいそうな錯覚に陥ります。
素晴らしい光景が広がるインクラインにはいくつかの入口があり、自由に出入できるようになっています。
おすすめは、蹴上船溜付近から入り南禅寺船溜に向い散策を始めるのがベター...と、されています。
早朝の線路敷きには咲き誇る“さくら”にスマホを翳す若者やプロらしきカメラマンの姿も見受けました。
その中に、純白のウエディングドレス着た花嫁と新郎が前撮りをされている晴れやかな姿が目につきました。
“さくら”咲く美しい景色を眺めながら線路敷きを進んで行く...と、小さな噴水がある公園に辿り着きました。
周りを見渡すと、公園の奥に当時を復元した運搬船や、貴重な機材がオブジェのように置かれてありました。
公園のベンチに座り、綺麗に咲いた“さくら”を見上げながら∼・∼チョットの間休憩をします。
公園を出、インクラインの側道を少し進むと、『ねじりまんぽ』と呼ばれるトンネルがありました。
1888年に作られ、レンガ造りで当時の面影を残し、レトロな感じのする小さなトンネルです。
この『ねじりまんぽ』とは、レンガを少しずつねじって積み上げて行く工法だそうで、「まんぽ」というのはトンネルなどを表す方言だそうです。
後学のため、その『ねじりまんぽ』を通り抜けの体験をし、表にまわり❛パチリ❜...と、一枚撮っておきました。
満開の“さくら”咲く花回廊をめぐり終え、足早に仕事に向かう人たちを見送りながら『蹴上インクライン』を後にしました(*^-^*)
アクセス
電車:地下鉄東西線「蹴上駅」一番出口を出て徒歩3分
市バス:四条河原町から市バス5番に乗り、「南禅寺」下車、徒歩5分
車:名神高速道路「京都東IC」→三条通を真っすぐ市内方面に約6㎞で蹴上駅周辺着きます。
駐車場:ウエスティン都ホテル京都(東A)地下駐車場
料金:8:00~22:00 ・ 30分/220円(乗用車)
コインP:タイムズ南禅寺
料金:7:00~22:00 ・ 15分/300円(高いですょ)
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
こんにちは!
線路と桜のコラボレーションいいですね!
わたしが訪れたときはちょうど散ってしまったときだったので、あの時咲いていればこんなにも綺麗な景色だったんですね。
見惚れてしまいました。