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“大賀ハス”...と、古代のロマンを訪ねて!
2021年7月17日(土) 天候:晴れ
2000年以上もの間地中に埋もれ、眠りつづけていた“ハス”の種子が見事に蘇生、発芽し…美しい花を咲かせていました。
この種子は、千葉県の検見川遺跡の地下7m、泥炭地下層の青泥の中、丸木舟などの出土品と共に1951(昭和26年)に「大賀一郎博士」によって発見され、その種子から育てられた“ハス”を❝弥生の森歴史公園❞の開設(1988)に合わせて鳥取県農業試験場から譲りうけたそうです。
“ハス”の花は早朝に開花し、午前11時ごろには花びらを閉じてしまうと聞かされていたので、早めに自宅を出発し、9時前に“大賀ハス”の咲く❝弥生の森歴史公園❞に着きました。
緑豊かな歴史公園の中を進むと、板垣に囲まれたブースには朝の光に照り映える直径20㎝もある“大賀ハス”の大輪が緑の大葉にゆるぎ、弥生時代の竪穴式住居に見守れれながら世界最古の生命を開花させていました。
早朝に咲く“大賀ハス”を撮ろう...と、多くのカメラマンの姿が見られました。
撮るポジションは皆おなじで、お互いに譲り合いながら撮影を楽しまれています。
カメラを花に近づけマクロレンズを駆使して撮る人…また、ある人は竪穴式住居を構図に入れて撮られている人もおられます。
私も数か所の方向から花びらを大きく広げた“大賀ハス”を撮ることができました。
“大賀ハス”の咲くブースから古代の竪穴式住居や高床式倉庫が建ち並ぶブースを散策∼・∼古代米(赤米)を稲作する水田をも復元された弥生の森を散策していると、いつの間にか古代にタイムスリップしたような気持ちになりました。
木々が生い茂る散策の小径をすすむ...と、“睡蓮”の花が咲き浮かぶ睡蓮池..が目の前に現れます。
池一面に“睡蓮”の葉が茂り、所々に可憐な花が水面から顔を出しています。
池を縁取るように覆うシダの葉が美し模様をつくりだしていました。
この池では“睡蓮”の花よりも縁取るシダの葉が水鏡に映り込む幾何学模様の神秘的な光景が人気のようで、脚立にあがり陽に照るリフレクションな写真を撮ろうと奮闘する若いカメラマンの姿もありました。
日陰の椅子に座り、水面に咲く“睡蓮”と、縁取るシダの葉を暫くの間…眺めていました。
池の畔をめぐる散策の小径を奥に進む...と、石舞台の横に『山乃神』と書かれた黒い鳥居が見えてきました。
石段をのぼると、『山乃神』と刻まれた大きな石碑があり、その石碑を支えるように於かれた「オッタイ(男)」と、「メッタイ(女)」と呼ばれる男女一対の木の枝が…なんと『山乃神』なんだそうです。
石碑には『山乃神の長持』と呼ばれる注連縄が掛け渡されており、どこか神秘的な雰囲気が感じられました。
緑豊かな公園内に復元された古代の住居や、2000年の時を超えて咲く“大賀ハス”の美しい容姿と、睡蓮池を縁取るシダの葉の美しい風景を‘ゆっくり’...と、楽しむことができました(*^-^*)
入園・入館案内
❝弥生の森歴史公園❞内は入園無料です。
銅鐸博物館の入館料:大人200円・高、大学生150円・中学生100円
入館時間:9:00~17:00
休館日:毎週月曜日・年末年始12/28~1/4
アクセス
電車⇒バス:JR琵琶湖線「野洲駅」下車→南口⇒近江鉄道バス「希望ヶ丘西ゲート(花緑公園)」&「村田製作所」行に乗り、「銅鐸博物館前」又は「辻町」下車徒歩5分
車:名神高速道路「竜王IC」&「栗東IC」から国道8号線経由約25分
マップコド:67 545 384*67
駐車場:無料 (普通車50台・バス5台)
施設:休憩場所…多数あります・トイレ:博物館内にあります。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。