ねねの道は高台寺の西側、東山の円山公園から清水寺方面へと抜ける全長約250メートルの美しい石畳の道です。豊臣秀吉の正室ねね(北政所)がこの地で余生を送っていたことから「ねねの道」と名付けられたそうです。
今までも、清水寺から二年坂、産寧坂、八坂の塔に観光に行った時には近くを通ったことはありますが、「ねねの道」として意識して行ったことはありませんでした。
今回も、実は「ねねの道」が目的で出かけたのではなく、今年の3月に実施された「京都東山・花灯路」というイベントで行ったついでというのが本当のところです。
「京都東山・花灯路」というのは、21世紀からはじまる京都の夜の新たな風物詩となることを目指し、平成15年3月から東山地域において、「灯り」をテーマとする新たな観光資源の創出事業として始まったものだそうです。
文字通り、東山界隈の道に日本情緒豊かな陰影のある、LED電球を使用した露地行灯などの「灯り」とボリューム感のあるいけばな作品の「花」で演出されています。
前述した通り「ねねの道」自体はそれを目的として行くものではなく、有名な観光地や寺社を結ぶ情緒ある石畳の道、という感じですが、この日はそれにプラスして、「灯り」で飾られ暗くなっても楽しめる新しい京都の散策路として生まれ変わったという感じ。ライトアップとはまた違った趣です。
この写真の時間帯は、もう既に17時を過ぎていましたが、まだまだ多くの観光客で賑わっています。
それどころか、暗くなるにしたがって観光客は増える一方です。
この後八坂の塔、産寧坂にも行ってみたのですが、昼間以上に多くの観光客で賑わい、人をかき分けながら歩くという事態でした。
私はこのイベントのことは、今年初めに知って初めて訪れましたが、実は15年も前から行われていたものでした。、京都の新しいイベントは、風物としてすっかり定着していたのですね。
それにしてもここ数年京都に来て思うことは、観光客、外国人の多さだけでなく、そのファッション!
これも一つのコスプレなのかもしれませんが、若い人たち、特に女性の着物姿の多いこと!
聞けば、レンタルショップで借りて、着替えて観光するのがブームとのこと。
でもその着物の柄が異様に派手で、まるで浴衣の柄のよう。着こなしもどこかぎこちなく、ひどい場合は着崩れていることもあります。
生まれて初めて着物を着るような方がほとんどでしょうから仕方のないことかもしれません。
またレンタルする側の業者も派手な着物の方が人気があるので、それを用意する。顧客のほとんどは外国人とのことでした。
着物を含め日本文化、伝統の素晴らしさの一つは「季節感」だと思うのですが。
着物にそれほど詳しくない私が感じるくらいなので、詳しい方は、いそう違和感を感じるのではないでしょうか。
それでも日本人の若者を含め、外国の方にも日本文化を知ってもらう、体験してもらう入り口として考えれば
これも意味のあること、と自身を納得させているのは、私だけでしょうか...。
この件については、なんだか、もやもやが残ります。