伏見稲荷大社で弘法ヶ瀧を参った後にやってきた。
裏山「成就山(標高236m)」のご本尊・弘法大師をお参りに行きますよ!
と意気込んだが付近にてクマ3頭出没で入山禁止。
命のためには仕方がない。
諦めるん。
■概要
鎌倉時代の古典『徒然草』第52段に登場する超有名寺。
中学二年生の国語の教科書の常連作品でもある。
仁和寺の法師が長年の念願だった石清水八幡宮(八幡市にある。仁和寺からの距離約22km)へ徒歩で参拝した。
本殿が山の上にあることを知らず、麓の社だけを拝んで満足して帰ってしまったというお話。
「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。」
ガイド役の重要性を説いている。
■感想
●巡拝路(ハイキングコース)のスタート地点
兼好法師が書いた有名な失敗談に出てくるあの仁和寺である。
実はこちら、裏山が巡礼のハイキングコースになっている。
『京都でできる、一日お遍路。
88か所を巡る旅のスタート地点。』
世界遺産・仁和寺(京都市右京区)には裏山「成就山(標高236m)」がある。
この山の御室八十八ヶ所霊場は、四国八十八ヶ所の巡礼(約1,200km)を約3km・2時間の行程に凝縮した巡拝路(ハイキングコース)である。
歩いて巡ることで四国一周と同じご利益を得られるとされているのだ。
頂上の成就山からは京都市内の眺めが広がる。
それはそれは味わい深いコースだという。
わくわく。
山門から一番奥に到達するとスタート地点の看板が出ている。
これだよこれこれ。
さあマップ確認しようか。
「ん?」
よく見てみるとクマ出没の看板が出ている。
ニュース確認するとGW中に目撃例が出てしまったらしい。
三匹、というのは恐らく子育て中の親子クマ。
これは危険。
モンスターペアレンツだ。
入山はご遠慮ください、かつ参拝するなら自己責任、とのこと。
(ああこれは無理だ。もう山はクマの住処だ)
いまだ駆除されておらず三匹は行方不明。
命の危機を覚えてOMURO88は諦めることにした。
●仁和寺の法師たち
おおおおおおお。
訪れたタイミングでお坊さんが掃除道具を手にして境内を清掃活動しまくっていた。
これぞまさしく仁和寺の法師たち。
デカい寺だと思っていたが修行中のお坊さんたちも20人近くいて大所帯。
どうして仁和寺はこんなにデカいのか。
それは天皇が出家後に住む「御室(おむろ)御所」として建てられた格式高い寺院だからだそうだ。
京都御所の建物がそのまま移築・再建されている。
そのため、一般的なお寺の枠を超えた宮殿のようなスケールと豪華さを誇っている。
特に金堂は国宝。
見ておくといいだろう。
●庭園は有料
入り口近くに料金徴収所がある。
常時スタッフが詰めている。
「え、もしかしてOMURO88も有料?」
「金堂や五重塔も実は有料だったんですかね?」
とマゴマゴ、ウロウロしていたら気が付いたスタッフに声を掛けられた。
「庭園のみ有料です。そのほかは無料で見学できます」
おおおおお。
これぞ、先達はあらまほしきことなり!
ご親切にも教えていただいた。
もう少しで私も入り口の広大な敷地のみで満足して「仁和寺とはこういうものか」と中に入らず引き返すところだった。
●桜の名所
「御室桜(おむろざくら)」で有名なんだそうだ。
訪れた日は5月。
とっくに桜の花は散って新緑でもっさもっさと繁茂していた。
樹高が約2〜3メートルと低く、目の前で桜を楽しめるのが特徴。
シーズン外は見学路は立ち入り禁止。
桜と五重塔がそびえる景色は江戸時代から変わらない絶景なんだそうだ。