道の駅 吉野路 大塔

　紀伊半島を大阪方面から太平洋へ山越えで行く主なルートは国道１６８号と１６９号、高野竜神道路などがあるが、それ以外の道を下手に選ぶと断崖絶壁ガードレール無しのスリル満点の道路や崩落危険箇所の連続といったコースもある。
　１６９号は比較的整備が進んでいて走りやすい。１６８号は途中に十津川温泉や、谷瀬の吊り橋、熊野本宮大社と立ち寄る場所が多いものの道幅が狭い所も多く、走りにくい。
　何年前だったか、山崩れで道路が通行不能になり、途中から迂回路となっているが、未だに復旧していない。
（２０１０．９現在）
　大きく崩れた山肌が当時の惨状を物語る。山一つがまるまる崩れたように見える当時のニュース映像が蘇る。

　道の駅吉野路大塔は、この１６８号沿いにある。奈良県五条から小一時間程度の、まだ走りやすい道路脇に建てられている。

　駐車場を挟んで左にＵＦＯ型の建物があり、一階にトイレがある。二階はレストランとみやげ物の販売。
　右側にも食堂とみやげ物の売店がある。こちらの食堂は駐車場から階段なしで入れるので足の不自由な方は、こちらの店の方がいいと思える。

　星の国という施設が隣接されていて宿泊や温泉にも入れる。ただし、温泉の日帰り利用は土、日、祝だけという。

　この先は道の駅十津川郷まで休憩場所がない。もっとも吊り橋でも休憩出来るが、駐車料金がいる。

大阪から谷瀬の吊り橋や十津川方面へ向かうドライブの行き帰りに便利な道の駅です。
ＵＦＯのようなデザインが、道の駅にしては個性的。
レストランのメニューは通りいっぺんのありがちなもので、食欲をそそりません。急いでいる時などにはよいでしょうがね。
食事は、向いの郷土資料館にある、茅葺屋根の民家レストランがおすすめです。素朴な定食やぜんざいが美味しいです。

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